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チャープランBNK48に訊く~「ホームステイ ボクと僕の100日間」公開直前インタビュー

2019年9月30日 配信

チャープランBNK48インタビュー「ホームステイ ボクと僕の100日間」

意識が戻った瞬間「当選しました」と告げる不気味な「管理人」。
ミンという自殺した高校生の身体に魂のホームステイをすることになった「僕」は100日間で、ミンの自殺の原因を探らねばならなくなった。なぜって、100日を超えると、魂が二度と再生できなくなるから・・・。



タイで社会現象を巻き起こした「心霊写真」のパークプム・ウォンプム監督がタイだけではなく、世界中から注目された「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」などで知られる映画会社GDHとタッグを組んだ「ホームステイ ボクと僕の100日間」。原作は森 絵都の小説「カラフル」ということで、タイ好き日本人には嬉しいタイ・日合作とも言える作品だろう。

原作の森絵都さんらタイ映画「ホームステイ ボクと僕の100日間」絶賛コメント到着! 

2019年10月5日から日本で公開される本作は、予備知識など一切なく、何も考えずに見に行くことをお薦めする。
大丈夫。
タイ映画のうんちくなど全く必要ない。とにかく冒頭から映像に引き込まれて、目が離せない。そして心を鷲掴みにされる。
以前から思う事だが、タイ映画は本当に映像が美しい。特に雨の描写は登場人物の心も投影し、素晴らしい効果の一つだと思う。今回もそう。

私事だが、心臓が20分近く止まり、死にかけたことがある。1週間後、意識が戻った時の病院の様子や、光景は、この映画のミンの見ている景色に酷似していて驚いた。なぜかモノクロの景色に見えたことを今も覚えている。そう・・・映画の冒頭のような色合いだった。
この映画を見終わった後、もしかしたら私自身も「当選」したのかもしれないと、もう一度その時の新鮮な気持ちを取り戻させてもらったような気がした。「当選」した私も、ミン同様、沢山の人に出会い、沢山の出来事に出会った。
人はどんなにかっこ悪くても、かっこよくても、今に全力を注ぎ、生きていかなければならない。所詮、人生は「ホームステイ」だが、次の自分が、今の「ホームステイ」で、強くなっていくのだ。

何よりも、映画を見終わった後「ホームステイ」という言葉の意味が、軽い言葉ではない、大きく深い、人生そのものの言葉として、心に覆いかぶさってくる。
仏教徒が大半を占めるタイと、希薄ながらも仏教の教えがなんとなく根付いている日本では、あまりにも受け入れやすく、それがゆえに、涙が止まらなくなる。
主人公だけではなく、すべての人間が、今の肉体に「ホームステイ」している。仮住まいの今のこの身体を、かけがえのない自身であることを認識させられ、愛おしく大切に思わせてくれる素晴らしい作品だ。

「ホームステイ ボクと僕の100日間」のシーンから

「ホームステイ ボクと僕の100日間」のシーンから

この映画でヒロインの女子高校生・パイを熱演したのが、タイランドハイパーリンクスに何度もご登場いただいているBNK48のキャプテン、チャープラン。
自然な演技と知的な美しさは、新たな彼女の魅力を多くの人々に気付かせてくれる。

今回は日本での舞台挨拶登壇と取材のために訪日したチャープランにインタビュー。
BNK48 だけではない、無限に広がる彼女の可能性、そしてアイドルを超越した才能に、取材陣一同、ただただ驚きの時間となった。
そして、昨年(2018年)インタビューをした時の彼女より、一回りも二回りも大きく感じられたのは、気のせいではなく、この映画出演が、いかに彼女の人生に素晴らしい影響を与えたのかに起因する・・・ということ。

このインタビューでは、タイ国内でカリスマ的人気を誇るBNK48のキャプテンという立場だけではないチャープランの、ますます磨きがかかった透明な美しさと、知性の輝きを会話の中から察していただきたい。

※チャープランは日本語も堪能。通訳を介さず、彼女自身が答えた言葉は、カタカナで表記させていただく

BNK48が好きな人、タイ好きな人はもちろんだが、一人でも多くの人に見てほしい。そして自分という人間をもう一度、見つめなおす機会を得てほしい。
そう強く思った。

 

チャープラン、「ホームステイ ボクと僕の100日間」を語る

--今回の映画「ホームステイ ボクと僕の100日間」が素晴らしい作品だったのはもちろん、チャープランさんの演技は自然で、透明感があって素晴らしかったです。

アリガトゴザイマ―ス!

--主演のミンを演じたティーラドン(ジェームズ)は「この映画は人間についての物語」だと言っていたそうですが、チャープランさんはどんな作品だと思っていますか?

この映画のメッセージは、人の人生は個人個人の見方によって、変わってくるのだという事だと思います。
そして自分と周りの人との関係・・・自分は、実は自分が思っている以上に周りの人に愛されている、ということを気付いてほしい。それがテーマだと思いますね。

--この役を演じるにあたり日本のAKSやプロデューサーである秋元康さんとはすり合わせや確認しなければならないことがあったんでしょうか?

秋元康先生との直接のやりとりはありませんでした。ただ、AKSには連絡をして、まず映画に出演していいのか、出演するにあたり何か条件はあるのか、というようなやりとりはあったようですね。タイのBNK48のオフィスにも、色々と条件や規則があるので、オフィス同士でやりとりしてくれたんじゃないでしょうかね。

--この映画が映画初出演ということですが、感想を聞かせてください

信じられなかった!

--えっ?そうですか?これだけ人気があれば普通に感じますが。

もともと映画が好きだったので、スクリーンに映る自分なんて考えたことがなかったんですよね。だから、映画出演の話が来た時には信じられなかったんですよ。

--憧れのスクリーンで演技をする、という事には不安もあったんじゃないですか?

もちろん。不安な気持ちもあったけど、凄くエキサイトしましたね。でも、これは大変なチャンスじゃないですか?やるからには全力で行こうと思っていました。
監督にはこんなチャンスを与えていただいたことを、本当に感謝しています!

--アイドルとしてステージに立つ自分の姿を映像で見ることはよくあると思うのですが、演じている自分を見てどう思いました?

そうですね・・・アイドルとしてステージに立つ自分の映像は常に見ていました。でも、演じている自分を見るのは恥ずかしかったですね。
でも、本編は2度見ました。1度目は「私の演技はどうだったかな?」というように、自分だけを見るようにして、2度目は作品全体を通して、自分はどうだっただろう、という点に気を付けて見るようにしました。

「ホームステイ ボクと僕の100日間」のシーンから

「ホームステイ ボクと僕の100日間」のシーンから

--映画撮影の前に3か月もワークショップがあったそうですが?どんなことをする場なのでしょうか?

ワークショップは私にとっては面白いことばかりでした。楽しかったことばかり。なぜかというと、私には全て新しいことだったからです。演技の勉強、役の作り方、自分の感情を表す方法、どうしたらセリフを覚えられるか・・・色々学びました。もちろん大変でしたが興味深いことばかりでしたね。
演技指導コーチのロム先生、監督、ジェームズ(主演のミン役ティーラドン・スパパンピンヨー。「バッド・ジーニアス」の主要キャストも務めた)にはとても助けてもらいました。

--興味深いことばかりのワークショップの中で一番、印象に残っていることは?

もともと私は人前で泣けないタイプだったんですよ。自分の感情を出すということが、このワークショップを通じて、だんだんできるようになって、より自分を深く理解できるようになったと思います。感情の出し方っていうんでしょうかね。「こんなふうに感情を出せば良いんだな」ということが学べたという感じです。
泣けるようになったので・・・今はとても泣き虫になりました(笑)。今はほんの少しのことでも、すぐにウルウルしてしまいます。

--すごく不思議です。なぜチャープランさんは、あまり泣けないタイプだったんだろう?

私はもともと、化学を専攻していたので、あまり競争をするとか、ストレスを感じるような環境で勉強することもなく、感情的にならなくても良い環境だったと思います。あとは自分で周囲に壁を作っていたというか。まあ「泣いても何も解決できないでしょ?」というか・・・極端に冷めた性格だったんですよね。それに、泣くと他の人を心配させてしまうでしょう?
でも今回の映画のワークショップを通じて自分自身をより理解できるようになったと思います。自分の弱点を受け入れられるようになったかな。そのおかげでハッピーな事が増えたので、この映画に出会えたことをとても感謝しています。

--心が豊かになったんですね。

その通りですね!感情が豊かになりました。

--アイドルとしての表現力も上がったんじゃないですか?

この映画に出演するまでは、BNK48 としてステージに上がるときには「とりあえず、いつもニコニコして元気でフレッシュな感じなら良いよね」・・・と思っていたんです(笑)。でも演技を勉強してからは、もっと人間らしい部分・・・喜怒哀楽は、もっと人前で出して良いんだってわかりました。
BNK48 のパフォーマンスの時も、元気な曲、楽しい曲、悲しい曲、セクシーな曲、様々な曲があります。今はその曲に合わせて、自分の表現力も演技で培ったもので出せるようになったと思います。それがこの映画で得たものですね。

BNK48のキャプテンとしてステージに立つチャープラン

BNK48のキャプテンとしてステージに立つチャープラン

--ところで・・・高校生の制服は、ずいぶん久しぶりに着たんじゃないですか?

あははは(爆笑)。そうですね。私がこの映画で高校生の制服を着たのは、まだ大学3年生で21歳だったんですよ。4年ぶりに高校生の制服を着たことになりますね(笑)。

「ホームステイ ボクと僕の100日間」のシーンから

「ホームステイ ボクと僕の100日間」のシーンから

--大丈夫です。まだ高校生に見えます。

実は私の通っていた高校は、バンコクでよく見るこの映画の高校生の制服ではなかったんです。もっとラフで制服も選択制でした。私はパンツスタイルの制服で通学していたんですよ。スタンダードな女子高校生の制服を着たのは、生まれて初めての経験です。

--えーっ!そうだったんですかあ。

ハジメテデス。デモ、トテモウレシカッタ(日本語)

--・・・(爆笑)また着たいですか?

そうですねえ。周りの人たちが「まだ高校生でイケます!」と言ってくれるようだったら、ぜひ。
あっ、でも、連続ドラマでは中学生の制服を着ました(爆笑)。

--えええ?ちゅ、中学生ですか?

(笑)ソウデス。トッテモビックリシタ!(日本語)

※ドラマ撮影時の中学生の制服姿を携帯画面で見せてくれるチャープラン

トテモビックリシタ(笑)

--あっ、かわいい!まあ、まだいけるか(笑)。ファンの人はもっとびっくりしたんじゃないですか?チャープランさんが中学生の役を演じるなんて。

撮影は終わっているんだけど、まだ放送されていません。2019年の11月から放映します。

--ファンの皆さんの反応が楽しみですね。

タノシミデス!

--もしかして、そのドラマのために髪をきったとか?

これはドラマの撮影が終わってから切りました。髪を切ったのはイメージチェンジがしたくて切ったんですよ。

--すごく似合っています。BNK48 の活動はとても忙しいと思うのですが、この映画の撮影はそれと並行しておこなわれたんですよね?

ソウ、タイヘンデスシタ・・・丁度この映画の撮影時は、まだ大学に在籍していたんですよね。この映画のために、ワークショップ3か月、撮影3か月の計6か月、大学にも通っていました。そしてBNK48として「恋するフォーチュンクッキー」が大ヒットして(タイでは老若男女が知る社会現象的大ヒット)、イベントがとても多くなった時期だったんです。

--まさに爆発的に売れたあの時だったんですね!

そうなんですよ~。だから、 午前中に大学に行って、午後や夕方にAKB48の活動、夜は映画のワークショップ・・・という感じで、他のことが全くできませんでした。その頃は毎日本当に疲れていましたね。

--「ホームステイ ボクと僕の100日間」は人間の身体に宿っている魂のお話ですけど、この映画で言うとチャープランさんの身体の中に魂が一人分入っている感じではなくて、まるで何人も入ってきたような感じでしょう?

お~(笑)。そう、そう!本当にそんな感じです。
実際に私の身体に沢山のキャラクターがいる感じがしました。BNK48の時は、ニコニコしてフレッシュで可愛い感じの自分を出して、ワークショップでは自分の感情を出すことでストレスを感じて、学校では必死で勉強。毎日、毎時間ごとに沢山スイッチする生活でした。当時は感情がうまく切り替えられなくて混乱しましたよ。自分の中に色々な感情があって、どうして良いのかわからなくなりました。

ステージ上で笑顔なのに、気持ちはダウンしてステージに上がりたくなくなったり・・・落ち込んだ時もありましたね。BNK48 のメンバーに「チャープラン、なんか変わったね」って言われたりして。撮影が終わったら「元のハッピーなチャープランに戻ったね」って言われて。不思議なんですよね。自分では気付かなかったんですよ。
演技と実生活がうまく分けられなくなりました。

--逆に初めての演技でそこまで入り込めるって凄いことですよね。チャープランさんの演じたパイは、とても賢い女子高校生で、実際大学で化学を学ぶチャープランさんに近い印象を受けました。

50%から70%は自分に似ていたと思います(笑)・・・。初めて演技をするという意味では、自分に近い役からはじめられたのは運がよかったと思いますね。私は勉強は好きだけど、室内で実験する方が好きだったんですよね。でもパイは好きな科目でオリンピックに出るような競争が好きな面があるのかな。ちょっとそこは違うのかな?と思いました。

--いやー、でも競争は常にBNK48 で順位争いをしているじゃないですか!

そうですね(笑)。そっちの順位については頑張らなきゃいけないなって思います。

「BNK48 6thシングル 選抜総選挙」で1位となったチャープラン

「BNK48 6thシングル 選抜総選挙」で1位となったチャープラン

--チャープランさんは英語も非常に堪能だそうなんですが、海外の映画に出演してみたい、なんていう野望はありますか?例えばハリウッドとか?

今は「ホームステイ」という映画に出演しただけで、自分が期待していたこと以上のことができたと思っています。もちろん女優の仕事は続けていきたいですね。例えば「あなたにこの役合ってるよ」というオファーや、オーディションがあれば積極的に受けて色々な役にチャレンジしていきたいです。

--例えばどんな役を演じてみたいですか?

新鮮な役をやってみたい。自分とかけ離れた・・・例えばヤクザみたいな役とか。

--ヤクザ!?えっ?Vシネマみたいなやつ?

AKB48 の出張会議という番組に出演させていただいたんですけど、その時、AKB48の メンバーの方がヤンキー役をやったんですよ。ああっ、凄い面白そうだなーって(笑)。コメディ的な笑われる役でもいいなかなって思います。

--女優とBNK48のキャプテンを両立させるって大変なことですね。

そうですね。BNK48 としての自分の役割があるので、それもしっかりつとめていきたい。
それと同時になりますけど・・・化学を勉強してきたので、インフルエンサーとして知名度のある自分の立場は、タイの人が耳を傾けてくれる立場だと思うんです。だからこそ、化学の素晴らしさをタイ国内に広げていきたいですね。

--いや、もう女優もアイドルも化学者も、全て超越してますよね。凄いなぁ。

女優として国際的な仕事もしていきたいんですけど・・・今は色々やりたいことがたくさんあるんですよ。そうそう。10月23日に上智大学の「上智大学国連Weeks October 2019」にゲストスピーカーとしてトークセッションに参加します。

--!!

さらに来年はNASAの青年プログラムがあって、招待していただくことになっています。

--なんだか、女優とかそういうのを通り超して、十分国際的だと思うんですけど!なんだかチャープランさんが遠く感じます(笑)。

(笑)・・・ガンバリマス!

--ありがとうございました。

[インタビュー吉田彩緒莉]

 

ホームステイ ボクと僕の100日間

10月5日 (土)より、武蔵野館館ほかにて全国順次ロードショー

監督・脚本:パークプム・ウォンプム
出演:ティーラドン・スパパンピンヨー、チャープラン・アーリークン(BNK48)
原作:森絵都『カラフル』(文春文庫刊)
配給:ツイン
後援:タイ王国大使館、タイ国政府観光庁
2018/136分/タイ/タイ語/シネスコ/5.1ch/原題:Homestay/日本語字幕:高橋彩/字幕監修:高杉美和
(c)2018 GDH 559 CO.,LTD.ALL RIGHTS RESERVED
公式サイト:homestay-movie.com

タイムリミット100日間、いま運命の針が動きだす。
「当選しました」その声で、死んだはずの“ボク”の魂が、自殺した高校生ミンの肉体に“ホームステイ”することになった。ミンの自殺の原因を100日間で見つけ出さないと、“ボク”の魂は永遠に消えると告げられ、新生“ミン”としてボク”はもう一度人生をスタートさせる。ある日、1台のパソコンの存在を知り、自殺したミンを苦しめた残酷な現実と対峙することになる・・・。
運命のいたずらで人生をRE:スタートすることになった“ボク”が、ミンを通して新たに見る世界は、驚きと発見に満ちていた。家族、友達、初恋の女の子と出会い直す経験を経て、誰かを大切にすること、大切にされることを知り、高校生活はキラキラと色鮮やかに輝きだす。初めて生きる歓びを感じた“ボク”を待ち受ける結末とは・・・

 

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