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『おばあちゃんと僕の約束』パット・ブーンニティパット監督インタビュー~この映画は私たちの映画ではなく、皆さん自身の映画

2025年6月7日 配信

©2024 GDH 559 CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED

『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』『女神の継承』など数々の大ヒット映画を制作。タイ王国から世界へその名を知らしめる映画スタジオGDH。その勢いはとどまらず、ついにタイ映画史上初となる第97回アカデミー賞国際長編映画部門ショートリスト選出という快挙を成し遂げた。
その作品こそ2025年6月13日(金)新宿ピカデリーほか全国順次公開される『おばあちゃんと僕の約束』だ。
斬新な設定はなく、派手なアクションもない。スクリーンに広がるのは、バンコクに住む、中国系タイ人のごくありふれた家族間の物語。
親からの相続、親の介護、老後の孤独、家族間の関係など、多かれ少なかれ誰もが直面する問題を、当事者となる子の世代ではなく、次の世代である孫の目から描き、若い世代に何かを問いかける。身近すぎて、逃げられないできごとだけに、見ている者もいつの間にか自分の家族の物語として置き換え、スクリーンの中へ導かれていくのだ。



監督・脚本はこの作品が長編映画初作品となるパット・ブーンニティパット。主演はタイでトップクラスの人気を誇る俳優であり、シンガーのビルキンことプッティポン・アッサラッタナクン。そして、この物語の発案者・共同脚本のトッサポン・ティップティンナコーンを含め3人が中国系タイ人であり、物語の主要メンバーとのバックボーンが重なる。その事が更なるリアリティを生んでいる。

この物語のキーとなる存在が、ビルキン演じるエムの祖母、メンジュ役のウサー・セームカム。CMやミュージックビデオに出演する役者だったが、今回100名以上の候補者の中から選ばれ、78歳にして初めて長編映画デビューを果たした。
また、エム、メンジュを含め、メンジュの娘(エムの母)、息子らを演じる主要キャストたちの、これが映画であることを忘れさせる自然な演技が秀逸だ。
主演のビルキンは自らワークショップに通い、表情、歩き方、仕草までエムそのものになり切った。
冒頭の無気力でずる賢い青年の表情、祖母との生活を通じ、祖母を理解してからの優しい表情、相続の事で困惑する表情、そして映画終盤の涙。
特別な演技指導はなく、エムとしてカメラの前で表情を変えていくプロフェッショナルな一面も注目だ。
本国タイの公開時には、鑑賞後に号泣する人が続出。その様子がSNSで拡散されるような社会現象となった。

場面写真 ©2024 GDH 559 CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED

5月28日(水)パット・ブーンニティパット監督が来日。新宿ピカデリーにて『おばあちゃんと僕の約束』のトークショー付き上映会が行われた。
タイランドハイパーリンクスでは、この直前、パット監督にインタビュー。
タイでも広がりを見せる核家族問題や、独居老人の話をリアルに描いていただけに、こういった問題に直面する中高年世代の方を想像していた。しかし、そこに現れたのは、まるで少年と見間違えるような若々しく、爽やかな青年だった。

パット・ブーンニティパット監督

【STORY】
主人公の青年エムは、ゲーム実況者として成功することを夢見て大学を中退。母親に小遣いを無心し、怠惰な生活を送っていた。中国の先祖祭である清明節に、ひとり暮らしの祖母メンジュと一家で墓参りに出かけた際、メンジュが転倒。病院で診察を受けると、メンジュはステージ4のガンに侵されていた。
エムは、祖父の介護に勤しんでいた従妹のムイが、遺言により祖父の豪邸を相続したことに影響を受け、メンジュの遺産に目を付ける。
「おばあちゃんの側にいたいんだ」と、きれいごとを言い、メンジュの家に半ば強引に住み始めた。ところが賢いメンジュはエムが財産目当てだと疑い、なかなか心を開かない。
メンジュのつつましい生活と、家族を思う姿、そしてその思いとは裏腹に自分の家族のことばかり考えているメンジュの長男、働かずメンジュから金を盗む次男、メンジュを愛しながらもお互い思い合い過ぎてぶつかってしまう自分の母の姿の姿を目の当たりにし、祖母の孤独を知るエム。
「おばあちゃんと少しでも長く一緒にいたい」…エムの心に変化が現れ始める。

長編映画監督デビュー作品でタイ映画初快挙を成し遂げる

ーー長編映画の監督として初監督作品が『おばあちゃんと僕の約束』だそうですね。どのようなオファーがあったのですか?

パット監督:この作品の前にドキュメンタリー映画を撮影しました。その映画制作会社の方が、作品を気に入ってくれて、今度はドラマシリーズの監督オファーがあったんです。今度はそのドラマを気に入ってくれたということで、『おばあちゃんと僕の約束』を撮影することになりました。

ーー大抜擢ですよね。プレッシャーは感じませんでしたか?

パット監督:ドラマシリーズの監督の経験はあったんですが、目指していたのは、ドラマではなく、映画監督だったんですよ。だから決まった時には全くプレッシャーはなく、嬉しいとしか思えませんでした。

ーー映画監督になる運命だったかもしれませんね。

アカデミー賞国際長編映画賞最終候補15作品選出は夢だったかもしれない?

ーー 監督にとっては初長編映画監督作品が、アカデミー賞国際長編映画賞の最終候補15作品に選出された訳なのですが、タイ映画初快挙だそうですね。その時の話を聞かせてください。

パット監督:アカデミー賞国際長編映画賞の最終候補15作品は、L.Aで夜遅くに発表があったんですよ。時差があるのでタイは丁度深夜で、僕は寝ていました。そしたら友達から電話があって「作品がショートリストに入ってるよ!」って聞かされたんです。
「わあ!やった!嬉しいな。」
と思ったんですが、また寝続けました。

ーーショートリストランクインは夢だったかも(笑)?

パット監督:そうかも…(笑)。

撮影時のパット監督 ©2024 GDH 559 CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED

観客も参加した『Lahn Mah』の邦題『おばあちゃんと僕の約束』

ーー今回、邦題である『おばあちゃんと僕の約束』は、試写会を見た観客のアンケートを参考に決まったんですよ。こういった試みはこれまでタイではありましたか?

パット監督:これまでタイでは一度もそんなタイトルの付け方をしたことがないんじゃないかな?私は聞いたことないです。この作品の日本の配給会社がそういう試みをしたことが非常に興味深いですね。

ーーパット監督の映画で今後こういった試みはありですか?

パット監督:面白そう(笑)。今回の日本のパターンをタイでやるなら、タイで海外の映画を購入して公開する時ですね。

ーー邦題について率直な感想を聞かせてください。

パット監督:少しですけど日本語を勉強してまして、実は簡単な日本語なら読めるんですよ。

ーーええ?凄い!

パット監督:少しだけですよ(笑)。シンプルなタイトルだったから、翻訳していただかなくても意味が分かったんです。それがとてもうれしかった。

場面写真 ©2024 GDH 559 CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED

大好きな国、日本での作品公開がとーっても嬉しい

ーー初監督作品が日本で全国公開される感想を聞かせてください。

パット監督:とーっても嬉しかったです(本当にうれしそう)。日本に何度も旅行で訪れるくらい、日本が大好きなんです。それに日本の映画ファンでもあるので、その国で公開されることが嬉しくて仕方がないです。
日本の配給会社が「日本人が見たいと思う映画」として、この国で全国公開を決めてくれたという事にも感謝しています。

ーー日本映画はどの作品がお好きですか?

パット監督:成瀬巳喜男監督の『山の音』。
実はこの本を持っていて、まだ読み終えていなかったんですよ。読み終えてから映画を見ようと思っていたのに、もう我慢できなくなって(笑)、映画を見てしまいました。凄く楽しかったし、大好きな作品です。

ーー今日もこのインタビューの直前まで、新宿プチ観光を楽しんでいたそうですね。日本語を勉強したり、日本映画のファンだったり、日本への愛がストレートに伝わってくるのですが、日本のどんな所を好きになってくれたんでしょう。

パット監督:いつも日本に来る時には、観光客として来るので、あまり日本人と深く会話をすることがないんですよね。だから人については言えないんですけれど、何が好きかと言うと…沢山ありすぎます(笑)。
説明が難しいけれど、ひと言で言うと、日本の規律正しい所が好きです。

『おばあちゃんと僕の約束』に出てくるお墓参りは日本と共通する文化

ーー『おばあちゃんと僕の約束』では、中国系タイ人の方々の生活が描かれていましたね。監督も中国系タイ人だとお聞きしました。家庭環境は似ていますか?

パット監督:そうそうそう。とても近い家庭環境で育ちましたよ。

ーー映画の始まりは墓地、映画の終わりも墓地と、墓地の存在が非常に大きいですね。タイ人はお墓を持たないのですが、中国系タイ人の墓地をタイで見かけたことがあります。お墓が家のような造りになっていてかわいらしいですね。それにお墓参りの作法が美しい。

パット監督:お墓の周りには雑草が生えているので、毎年、お墓参りの時期に行って草むしりをしてきれいにしてから花を撒いて、お墓に入っているご先祖のお参りをするんです。

ーー日本に共通している部分を感じました。日本のお墓を見たことがありますか?

パット監督:東京に来ると谷中に泊まることが多いので、実際に見に行ったことがあります。とても美しいですね。

ーー日本では家族揃ってお墓参りに行く機会が減っています。映画で描写がありましたが、中国系タイ人の皆さんでも、エムのようにお墓参りよりゲームをしていた方が良い、という人が増えているんでしょうか?

パット監督:うーん(頷きながら)。私も「お墓参りに行きたくないな」、と思っていました。でも親に引きずられて連れて行かれていましたね。
そのうち仕事が忙しくなって行かなくなったんですけど、この映画のプロジェクトが進んだ時、7、8年ぶりに墓参りに行きました。

ーーご先祖様が護ってくれたのかもしれませんね。

仮に悪いことをしたとしても、悪い人に見えない。ビルキンが主演になった理由が納得過ぎた

ーー『おばあちゃんと僕の約束』は、キャラクターの描き方が本当に丁寧ですよね。パット監督は様々な立場からドラマシリーズにも携わってきた経験があると思うんですが、そういうご経験の中でキャラクター作りを培ってきたのでしょうか?

パット監督:もともとキャラクター作りにはとても興味があったんですよ。作品を作るときには、このキャラクターはどんな人間で、どんな行動を取るんだろうと、常に考えています。
『おばあちゃんと僕の約束』では脚本家が予想外のキャラクターを描いてきたので、ますますキャラクター作りが楽しかったですね。

ーー日本では人気のスターが主演を務める時、最初から主演は決まっている場合が多いです。『おばあちゃんと僕の約束』の主演のエムは、タイのトップスターの一人、ビルキンさんですね。ビルキンさんの主演は最初から決まっていたんですか?

パット監督:いえ、それは全くないですね。このプロジェクトが始まってから、才能のある俳優に何人も会ってオーディションをしてきました。エム役は、ビルキン以外考えられないくらい、ぴったりだったんです。

場面写真 ©2024 GDH 559 CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED

ーーそうなんですね。ビルキンが一番エムに適していると思った理由は何だったんでしょうか?

パット監督:この話はある孫が遺産を期待しておばあちゃんの面倒を見る話ですからね。観客には最初からエムが悪人だと思ってほしくなかったんです。
ビルキンは、仮に悪いことをしていたとしても、悪意がなさそうに見えるキャラクターなんですよ。

ーー(笑)。

パット監督:そんなキャラクターを持っている役者はなかなかいないんです(笑)。

ーー何だろう?凄く納得しました。
印象的だったことが彼の表情の変化です。最初の登場シーンは無気力で、ちょっとお調子者という雰囲気。途中は祖母のメンジュと仲良くなろうと、作った笑顔、でもいつの間にかその笑顔が本当に優しい表情になっていく。あの表情作りは演技指導の上にできた事なんですか?

パット監督:彼は脚本通りに演じていて、その脚本に書いてあるシーンのエムの顔になっているんです。例えばおばあちゃんは何が欲しいのかを考えて、その見返りを想像すると悪い顔になる。その時々のエムの気持ちのまま演じているんですね。

ーー演技をしているようには思えない自然さですよね。逆にそれが優れた演技力だと感じました。

撮影時のパット監督 ©2024 GDH 559 CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED

ミュージックビデオで煙草を吸っていたウサーさんに一目惚れ?

ーーエムの祖母であるメンジュ役のウサーさんはエム同様、最も重要な役どころですが、どのような出会いだったのでしょうか?

パット監督:なかなかメンジュ役に合う役者がいない中で、助監督が「この方どうですか?」と、ウサーさんが出演してるミュージックビデオを見せてくれたんです。そのミュージックビデオは、映画の助監督が撮影した作品だけど、ウサーさんは、ただ煙草を吸うという役だったんですよ。
一瞬で「おっ!興味がある」って思いました。

ーーそれだけで監督に興味を持たせるなんて、相当存在感があったんでしょうね。

パット監督:そうですね。上品で美しかったです。それで、オーディションに来てもらいました。そのオーディションは各方面から沢山の方が参加していたんです。
実際に彼女に会ってみたら、演技がとても自然で大変才能のある方で驚きました。
それから、初めて会った時にすぐ心を開いてくれてハグしてくれたんですよ。何となく、もう1人の祖母みたいに感じました。
まあ、実際の祖母はハグなんかしてくれないし、にこりともしてくれないんですけどね!

ーー(笑)。

撮影時のパット監督 ©2024 GDH 559 CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED

ーー監督がキャラクターにこだわり続けて、数多くのオーディションを経て、この個性豊かな家族が出来上がったのですが、その時の感動は相当大きかったのではないでしょうか?

パット監督:感動しましたよ。脚本の読み合わせの時に一堂に会したんですけど、本当の家族みたい!見た目も家族だけど、特にエムから見たおじ2人は、本物の兄弟のように見えましたよ。

監督も役作り?エムの気持ちを理解するために、おばちゃんと同居!

ーーメイキング動画の中で、監督は「この家族の中で、誰かの目線と同じになる人物がいるはず」とおっしゃっていましたよね?監督だから全員の目線にならないといけないとは思うんですが、監督は誰の目線になって映画を作っていましたか?

パット監督:エムに一番近い感覚を持ちました。

ーーそれはなぜでしょう?

パット監督:実は映画を作り始めた最初の頃、なかなか思い通りに脚本を書けない時期があったんです。当時理由はわかりませんでした。
それで、脚本を書くために、自分の祖母と同居しようと思い、実家に戻ったんです。映画のために引っ越したんですよ。

ーー理由は違うけれど、エムと行動が同じですね!

パット監督:そうなんですよ。エムと同じです。そしてエムと同様に、同居しているうちに忘れたと思っていた事を思い出しました。
この映画のラスト近くに、エムが小さい頃、おばあちゃんに連れられて下校している時、おばあちゃんがエムに大事な話をしたことを思い出すんですよね。
そんなふうに、エムが少しずつおばあちゃんとの思い出や約束を思い出している感覚が、この映画に取り掛かった時の感覚に似ています
エムと一緒に、おばあちゃんと過ごした過去の日々を思い出していったんです。

もしもパット監督が日本で映画を作るなら?

ーー私もエムの母親と同じ世代に差し掛かっているので、母親が大好きなのに、お互い何の遠慮もないからこそ、ぶつかってしまう、ということに気付きました。私の目線はシウだったんだなあと思いました。
こんなに素晴らしい映画を作ってくださってありがとうございます。
もし、監督が日本で映画を作るなら、どんな映画を作ってみたいですか?

パット監督:そうですね。まずはしばらく住んでみたいです。
住んでいるエリアの人たちの行動や考えを理解して、そこでの常識や社会の仕組みを理解しなければ、その土地の映画は作れないから。
でももし、日本で映画を作るとしたら、人間に関わる話にすると思います。

全国公開される『おばあちゃんと僕の約束』を見ようと思っている皆さんへ

パット監督:この映画は監督の私だけでなく、数多くの役者とスタッフが頑張って制作した映画です。僕が思うに、これは私たちの作品ではなく、今や全ての観客の映画になったと感じています。多くの国で上映されたのですが、6歳から90歳以上の人まで感動して下さったと聞きました。
だからこの映画は全ての世代の人たちのための映画なのです。
この映画を日本人に見せたいと思ってくれた配給会社の皆さんに感謝します。そして、観客の皆さんが気に入ってくれたら嬉しいです。      

取材を終えて

映画鑑賞後、初めて涙が頬を伝い続けていることに気付いた。号泣とは異なり声が出る訳ではない。ただただ、自然に涙が溢れて止まらない。
深層心理にある、親への思いや、数年以内に本気で考えなければならない親の介護、そして子供の頃は頼りっぱなしだったくせに、今も全ての恩を返せていない母への思いが、静かに込み上げてきた。
筆者の目線はエムの母、シウの目線だった。
ひと昔前まで親の面倒は子が見るということが当たり前だと思われていたタイも、いつの間にか核家族化が進み、老後孤独な老人も増えているという。
この映画では、自らも財産目当てで祖母を世話するエムの前で、死にゆく人の財産を狙う家族間の思いが錯綜する。母の癌を知り、急に世話を焼きたがるのは、心配のためか、財産目当てか、自分を棚に上げ、母やおじの行動に疑心暗鬼になるエム。
中には「見返り欲しさに自分がその人の一番になりたいと思うだなんて浅ましい」と思う人もいるかもしれない。
しかし、実際に世話をしてきた大切な人が亡くなり、皆に財産が分け与えられる中で、自分だけが除外されたら怒らない人はいるだろうか。もちろん崇高な心を持った少数の人は笑顔でいられるかもしれない。しかし、そうはいかない場合が多い。
自分が相手にかけた愛情は、相手にとってどれだけの評価だったのだろうか。これは永遠のテーマだ。

クライマックスはエムの涙とともに、観客はともに涙を流すだろう。
エムの涙は理想論的な美談で生まれるきれいな涙ではないかもしれない。しかし愛を量った結果、おばあちゃんの愛の深さを知り込み上げる涙だ。
ぜひ、エムと一緒に、あなただけが思う人のために涙を流してほしい。その涙の色は全員違う。

[取材・文・撮影:吉田彩緒莉(Saori Yoshida/Interview・text・Photo)]
[通訳:高杉美和]

おばあちゃんと僕の約束

【STORY】大学を中退してゲーム実況者を目指す青年エム。従妹のムイが祖父から豪邸を相続したと聞き、自分も楽をして暮らしたいと画策。エムにはお粥を売って生計を立てている一人暮らしの祖母・メンジュがおり、ステージ4のガンに侵されていることが判明。不謹慎にもエムはメンジュに近づき、彼女から信頼され相続を得ようとするのだが、その慎ましく懸命に生きる姿や考えに触れていき……。

監督・脚本:パット・ブンニティパット(TV版「バッド・ジーニアス」) 
脚本:トッサポン・ティップティンナコーン
製作:ワンルディー・ポンシティサック ジラ・マリクン 
音楽:ジャイテープ・ラーロンジャイ
撮影:ブンヤヌット・グライントーン 
編集:タマラット・スメートスパチョーク
出演:プッティポン・アッサラッタナクン(ビルキン) ウサー・セームカム サンヤー・クナーコン
サリンラット・トーマス(『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』) ポンサトーン・ジョンウィラート トンタワン・タンティウェーチャクン
2024年/125分/タイ/原題:Lahn Mah/カラー/5.1ch/1.85:1
日本語字幕:小河恵理 後援:タイ国政府観光庁 配給:アンプラグド
©2024 GDH 559 CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED
Web:unpfilm.com/lahnmah
X:@lahnmahjp Instagram:@unplugged_movie Facebook:@lahnmahjp TikTok:@unpfilm     

『おばあちゃんと僕の約束』
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