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ガン・ザ・スター&ドーム・ザ・スター独占インタビュー@第15回タイ・フェスティバル2014

2014年5月26日 配信

毎年、驚異的に来場者数を更新している「タイフェスティバル」。二日間で30万人が来場したという2014年は、代々木公園内の敷地をスムーズに歩けないほどの人口密度。これだけタイ好きな日本人と、タイ人が集まるなんて、タイ好きにとっては本当に嬉しいイベントです。

そして、タイフェスフリークが毎年楽しみにしているのが、メインステージで行われるタイ人ミュージシャンのパフォーマンス。毎回タイの大物がやってくることもあり、日本在住のタイ人、タイが大好きな日本人が、「今年は誰が来るのかな?」とフェス前からそわそわしてしまいますよね?
今回もそれぞれバラエティに富んだジャンルのミュージシャンが集結。タイランドハイパーリンクスでは、出演者に皆さんにインタビューを敢行しました!

まずは、タイの超人気オーディション番組「THE STAR(ザ・スター)」優勝者であり、その後も大活躍中のガン・ザ・スター(ノパット・インジャイウア,กัน-นภัทร อินทร์ใจเอื้อ)さんと、ドーム・ザ・スター(ジャールワット・チアオラーム,โดม-จารุวัฒน์ เชี่ยวอร่าม)さんのお二人にお話を伺いました。

 

— 二人ともタイの大人気オーディション番組「THE STAR」の出身ですよね?

ガン そうです。

ガン

— 日本は初めてですか?

ドーム はい、初めてです。

ドーム

— 初めての日本にどんな印象を持ちましたか?

ドーム 実は僕、日本にずっと行きたいって夢に描いていました。友達に「日本は素晴らしい!街も、人も、食べ物もすごくいい!素晴らしい」と聞いていて想像していたんですが、実際に来てみたらその想像していたよりはるかに良かったです。

ガン 日本に来ることができて、とにかくうれしい!今も興奮してわくわくしています。僕の友達も日本を旅行して「日本に行ったら帰りたくなくなるよ!日本はすごくいい国だから」って言っていたんですよ。僕も初めて日本に来て、日本のすべてが素晴らしいと思ったんですが、僕が特に感じたのは人について。日本人はとにかく素敵な人たちで・・・そして、特に女の子がとてもかわいい(笑)。

— あはははは(笑)なるほど。素直な意見ありがとうございます。それは日本の女性ファンも喜びますね。

ガン はい。ありがとう。

— 2人とも昔から歌手になりたかったんですか?

ガン 僕は7歳の時から歌い始めて、色々なコンテストに出場して、勝ったり負けたりしていました。テレビで「THE STAR」が始まってからは、ファーストシーズンからテレビで見ていました。

ドーム そうですね。昔から歌うことがすごく好きで、自分でトレーニングしていました。だから「THE STAR」で優勝して歌手になって夢をかなえられたことがとてもうれしいですよ。

— 丁度旅行でタイに行った時に「THE STAR」が始まる時間に、食堂でご飯を食べていたら、みんなテレビにかじりついて、番組を見ていたんですよ。なんだこの番組は?って思ってびっくりしていたんですけど、それくらいタイ人は「THE STAR」に興味がありますよね?同じように見ていたんでしょうね。

ドーム はい。

ガン すごく憧れて見ていました。

— あの番組は毎回ステップが上がっていきますけど、だいたいどれくらいから「あ、俺、勝てるんじゃない?」って思い始めましたか?

ガン 僕はシーズン5からオーディションを受けたんですが、その時は第3ステップで落ちてしまったんです。

— え~?そうだったんですか?

ガン そうなんです・・・。でも、シーズン6を受けて、それはスタートの時から自信を持ってオーディションが受けられましたね。

— さすがですね!

ガン 前回の失敗を踏まえて、いっぱい準備をして、レッスンして。だからすごく自信がありました。

— ドームさんは?

ドーム そうですね…。僕はシーズン4と5を受けたんですけど、どちらも最初から落ちました。

— え~?あんなに歌がうまいのに?

ドーム はい、ショックでした…。しばらくはオーディションを受けないで、ずっと自分で歌の練習をしていました。そして第8シーズンからオーディションに挑戦したんです。でも、その時も、前回2回とも落ちていたので、全然自信がなかったんですよ。

— そうだったんですか・・・。

ドーム でもどんどんステップを踏んで進んで行って、ファイナリストに残った時には少し自信が持てました。

— 実は偶然ドームさんが優勝するシーンを、バンコクのレストランのテレビで見たんですよ。

ドーム え?そうなんですか?

— タイに行くと、とにかくみんなあの番組を見ているので、見かける事が多いんですよね。顔を見て「あの時の人だ!」って今、びっくりしてるんですが(笑)、ドームさん、ものすごく泣いていましたよね。

ドーム はい(照)。

— 二人とも名前に「THE STAR」という人気番組の名前が付くことになったわけですが、それはうれしいことですか?それともプレッシャーにもなる事もあるのでしょうかね?
※「THE STAR」出身者は名前の後ろにTHE STARが付く

ガン 「THE STAR」が名前についていることは、僕の原点だと思っています。僕だけの力ではなく「THE STAR」が名前についているから、自分のアルバムが出せて、自分のコンサートができる。とても感謝しています。とてもうれしいし、誇りに思っています。

ドーム そうですね…「THE STAR」という名前がついていることで、僕たちにはチャンスが沢山めぐってくるんです。チャンスがあるけど、反面、周りや社会から、「THE STAR」の人だ、という目で見られる。だから自分もそれに相応しい人間であるために、きちんとふるまいたいと思っていますね。もちろん、とても楽しい日々ですけど、責任感も常に意識するようにしています。

— ガンさんはドラマや舞台でお芝居の仕事もしていますよね?歌とお芝居はどちらが好きですか?

ガン そうですねえ…芝居の仕事は最近になって始めた事なのですが、魅力を感じ始めました。でも、どちらかを選ぶとしたら、小さなころから歌っていましたから、どちらかというと歌う方が好きですね。

— でも歌しか歌っていなかった人が、いきないお芝居をする事になった時は恥ずかしかったでしょう?

ガン はい…とても恥ずかしかったですよ…(笑)。一番初めの仕事の時はすごく緊張していて、汗がだらだら出てきて、身体も震えて。僕、11テイクNGを出しました(笑)。他の役者さんをすごく待たせてしまいました(笑)。

— 11テイクってすごすぎますね(笑)。そしてドームさんはガンさんと一緒に司会もやっていますよね?

ドーム 「めっちゃいいCover(Cover’ดีเว่อร์)」という番組の司会を「THE STAR」のメンバーでやっています。この番組は、司会だけではなく歌います。

— 司会の仕事は、人の話を聞く仕事だから、何かコツやタイミングがあるんじゃないですか?

ドーム 司会4人がテンポに合わせて話さなきゃいけないっていうのはありますよね。常にテンポを合わせるように気を付けています。

— 「THE STAR」の先輩、後輩として2人はお互いどう思っていますか?

ガン (顔を見合わせて)彼の存在がすごくうれしいんですよ。こんなに仕事ができる弟が「THE STAR」の中にいてくれるのがありがたい。一緒に司会の仕事をしている中から、こうして二人で日本のタイフェスに出演できたことも嬉しいしね!

ドーム ガンは歌もできるし、芝居もできるし、僕に色々なアドバイスをしてくれる、とてもいいお兄さん。「THE STAR」の彼のステージを見て、この人と一緒に仕事ができればいいなあ、って思っていたんですよ。

— ということは、あの番組の先輩は後輩にとって憧れの存在なんですね。

ドーム 本当にその通りですね。今、最終的に一緒に仕事ができるようになって、うれしいです。

— 最後に日本のファンの人たちにメッセージをお願いします。

ドーム 日本の人たちが僕たちの歌を、歌えるようになってくれたら…すごーく、うれしいですね。

ガン 僕も同じ。そう思っています。

何よりも驚いたのはおごり高ぶらない、まっすぐな真面目さと、ピュアな心。ガンさんのステージの間、ステージ袖で自分の曲のように一緒に歌っているドームさんの姿や、ドームさんを本当の兄弟のように、優しい目で見ているガンさんの姿に、「THE STAR」というタイの超人気番組の存在が、特別であることを改めて認識させられました。
二人のタイでの活躍を楽しみにしています!そして、また日本に来てくださいね~!

[インタビュアー 吉田彩緒莉]

 

第15回タイ・フェスティバル2014

[日時]
2014年5月17日(土)18日(日)
[会場]
東京・代々木公園
[ウェブ]
http://www.thaifestival.jp/jp

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