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鉄路の闇を断つ、CIBが見抜いた“走る疑念の影

2025年11月29日 配信

タイ警察中央捜査局(CIB)は、チェンマイ発バンコク行きの旅客列車内で、ヤーバー計25万錠を運搬していた3名を摘発した。捜査を担当した鉄道犯罪対策センターは、移動する密輸拠点を特定し、走行中の列車という特殊な環境下で迅速な行動を実施した。

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巡回中の捜査員が異変を察知したのは、上段の荷物棚に置かれた灰色のリュックだった。誰も名乗り出ず、列車は静かに揺れながら南へ進む。駅に近づくにつれ空気の密度が変わり、ひとりの男の視線だけが落ち着かず揺れていた。列車がランパーン駅に進入した瞬間、男は逃げるように動き、その一歩がCIBの合図となった。

男は関与を否定したものの、防犯映像には始発駅でリュックを背負う姿が映っていた。それは偶然だったのか、または必然の導きだったのか、いや、そんな問いなど意味はなさない。果たしてその真偽を見極められるのは天のみだったかもしれない。リュックの中からヤーバー6万錠が見つかり、車内の空気はひとつ緊張を解いた。

CIBは列車内で捜査を拡大し、同じ車両に乗っていた別の2名を追跡。荷物として預けられていたバッグ3個を確認したところ、内部から19万錠のヤーバーが押収された。「バイク部品だと思っていた」そう言ったかどうかは不明だが、CIBの隊員は沈黙のまま証拠を積み重ね、鉄路を流れる闇の流れを確実に断ち切った。

押収された薬物と3名の容疑者はすべて保全され、列車は再び静かに旅を続けた。窓外の風景だけが何事もなかったように流れていく中、CIBの行動だけが確かな秩序を刻んでいた。

タイ中央捜査局(CIB)
プロフェッショナルで中立、国民と共に。