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タイ南部プーケットで2025年10月27日、カタ地区のホテルに宿泊していたニュージーランド人女性観光客(47)が客室内で死亡しているのが見つかりました。現地警察が死亡の経緯を調べています。
カロン警察によりますと、午後2時45分ごろ、ホテルの無線センターから「宿泊客が意識を失っている」と通報があり、警察と法医学担当者、医師が現場に駆けつけました。女性はベッドの上で死亡しており、外傷や争った形跡は見られなかったということです。室内には抗うつ薬などの処方薬、開封済みのアルコール飲料缶3本、カクテルグラス2個が残されていました。
ホテル従業員の通報を受け、同室にいたドイツ人男性(49)から事情を聴取。男性は「前夜にバーで酒を飲み、午前1時ごろホテルに戻ってさらに飲酒した後、就寝した」と説明しています。翌日正午ごろ、清掃スタッフのノックで目を覚まし、女性が呼吸していないことに気づいたと話しています。男性はすぐに従業員を呼び、スタッフが心肺蘇生を試みましたが、蘇生できなかったということです。
警察は男性を任意で検査し、薬物反応や身体的異常は確認されませんでした。CCTV映像やホテルの入室記録でも証言内容が裏付けられ、バーの従業員への聞き取りでもトラブルなどは報告されていません。
警察の初期鑑定では、処方薬と多量のアルコールの併用が呼吸不全を引き起こした可能性があるとみられています。死亡推定時刻は午前6時半から8時半ごろ。遺体はワチラ・プーケット病院に搬送され、詳しい死因の特定が進められています。現地警察は事件性の有無を含め、慎重に捜査を続けています。
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