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タイ警察中央捜査局(CIB)は、南部スラタニ県で、拳銃を携帯していた男を逮捕した。逮捕のきっかけとなったのは、逆走する黒いピックアップトラックだった。
現場は国道41号線、ターチャナ郡の道路上。高速道路警察のパトロール中、黒の四ドア・トラックが反対車線を走行しているのを確認。停車を命じ、運転していた男に対して職務質問を行った。
男は特に抵抗することもなく、車外に出て身体と車両の検査に応じた。その結果、ジーンズの左ポケットから拳銃用のマガジンと実弾8発を発見。さらに運転席下からは、コルト製の.45口径(11ミリ)拳銃1丁と黒い革製ホルスターが押収された。
それは偶然の発見だったのか、あるいは運命的な邂逅だったのか。果たして、その真偽を見極められるのは、天のみだったかもしれない。
この男は、木材関連の作業現場から昼食のために外出していたと供述。発見された拳銃は自分のものであり、持ち歩いていたのは習慣に過ぎないと説明したという。しかし、拳銃の所持許可証は所持しておらず、銃器の登録証も確認できなかったため、警察は即座に逮捕。証拠品とともにターチャナ警察署へと送致された。
取り締まりは、CIB指揮下の高速道路警察第5分署第2部隊によって実施されたもの。この部隊は銃器や薬物の摘発を専門としており、今回も職務中の警戒と判断力によって重大な違法行為を未然に防いだ形だ。
静かな国道の片隅で、ひとつの違法銃器が押収された。その出来事は、ささやかではあるが確かな「抑止力」として、どこかで誰かを守っているのかもしれない。
タイ中央捜査局(CIB)
プロフェッショナルで中立、国民と共に。
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