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企業名義の罠、CIBが見抜いた“信用”という偽装工作

2025年9月12日 配信

タイ警察中央捜査局(CIB)は、企業名義の銀行口座を悪用した詐欺行為に対し、強い警戒を呼びかけている。これまで詐欺グループは、個人の名義を買い取り、いわゆる“口座の馬”として使っていた。だが最近では、より巧妙に、法人の名義口座を悪用するケースが増えている。企業名義であることが、あたかも正当な取引であるかのように見せかける仮面になるのだ。



「登録された会社だから安心だと思った」——。被害者の多くがそう語る。だが、それは偶然だったのか、あるいは必然だったのか。果たして、その真偽を見極められるのは、天のみだったかもしれない。 詐欺師にとって法人名義は、あまりに都合のいい偽装手段であり、見た目の信用こそが最大の罠となっている。

CIBは、企業名が記された口座であっても油断せず、商業開発局(DBD)のウェブサイトで必ず法人情報を確認するように強く呼びかけている。取引内容と会社の登記目的が一致しない場合、それは危険信号だ。

タイ中央捜査局(CIB)
プロフェッショナルで中立、国民と共に。

 

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