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タイ警察中央捜査局(CIB)は、猛暑の季節に便乗して拡大する“エアコン詐欺”について、あらためて国民へ警告を発した。暑さに耐えかねた“油断”の隙を突くのは、風ではなく“業火”だった。
問題となっているのは、SNSや通販サイトで見かける「格安エアコン」だ。投稿はどれも整っている。ブランド名は本物、価格は異常に安い。そして決まってこう添えられている──「倉庫一掃」「無料設置」「今だけ」。そこに疑いを持てる者が、果たしてどれほどいるだろうか。
それは救いだったのか、あるいは、最初から存在しない冷気だったのか。果たして、その真偽を見極められるのは、天のみだったかもしれない。
実際には、金を振り込んでも商品は届かない。届いたとしても、それは正規品とは似ても似つかない代物だったという事例が続出している。犯人は姿を見せない。だが、熱波の中で確かに“希望”を餌に人々を釣り上げている。
“冷たさ”とは何か。空気を冷やす機械のことか、それとも、騙す側の心の温度のことか──CIBは今、それを問うている。
タイ中央捜査局(CIB)
プロフェッショナルで中立、国民と共に。
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