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低予算、小クラブの日本式サッカー、タイリーグでの挑戦

2019年11月4日 配信

ひょんな事から、サムットプラカーンシティーFCと巡り合い、チームを追いかけ始めて4ヶ月。10月26日(土)、サムットプラカーンシティーFCは今季最終戦を迎えた。この日はアウェー戦、対戦相手は3位のタイポートFC…そう、“タイの(浦和)レッズ”と呼ばれるほど熱いサポーターを率いる、日本人居住区スクンビットから最も近いPATスタジアムをホームにするビッグクラブ。



俺はこのスタジアムの雰囲気が好きでね。キックオフ2時間前にはサポーターがスタジアムの敷地内でビアガーデンさながら飲み始める。俺もこの雰囲気を味わおうと早めに会場入り…しかしオレンジ×青の軍団の中へサムットプラカーンシティーFCのユニを着て乗り込むほどの強心臓では無い⤵。そこで苦肉の策として(!?)、モンテディオ山形のユニホームを選択。試合開始前からこの会場の雰囲気作り、決してビッグスタジアムでは無い処を逆手に取ったアットホーム感は、サムットプラカーンシティーFCにも大いに参考・導入していけるのでは無いかと。

最近のタイリーグの傾向として、アウェー側の席の値段を一番高くして、会場をジャックさせない様にしているみたい。まぁ50baht(180円程)の差なのだけれど。
良くこの会場を訪れていた7~8年前、会場の照明は暗いし電光掲示板は無いし…が一新してましたね。

試合の方は、FA Cupを見据えてメンバーを落としていたタイポートと、怪我で大黒柱No.8 PEERADOL CHAMRASAMEE(最後チョコッと出て来たけど)やスピードスターNo.11 JAROENSAK WONGGORNを欠いていたサムットプラカーンシティーFC。傍からは飛車角の居ない対戦に観えるかもしれないが、そんなの関係ねぇ。俺は日本スタイルの村山哲也監督のサッカーが好きだからね。試合の方もスピーディーな打ち合いで面白かった。今回タイ代表候補に選出されたNo.19 TRRRAPOL YOYOEY やNo.55 CHAYAWAT SRINAWONGがよ~ぉ走る。試合は2-2で終了、サムットプラカーンシティーFCは6位で2019年シーズンを締めくくった。

翌日はサムットプラカーンシティーFCのファン感謝デー。ちょっとだけ顔を出したんだけど、このチームを愛するサポーターをもっともっと増やしていくにはどうしたら良いか…短い期間で“無料観戦ツアー”や“エスコートキッズ”をやらせて貰ったが、来シーズンも色々と仕掛けて行ければと企んでいる。

そんな中、脇を固めていた日本人スタッフの帰国の報せが届く。「ん!? 3年計画だったのでは…」日本式を導入するも学ぼうとしない…タイの気質は、俺の現役時代と変わっていないのかな。

伊藤琢矢(いとたく)
アマチュアに拘りプレーを続けた20代。33歳でのプロ契約を期にJリーガーを目指す事に。大宮・岡山・北九州とJリーグ昇格に携わり、自身は36歳でJのピッチに立った。2011年よりタイに活躍の場を移した「夢追人」。https://www.thaich.net/itotaku
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