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タイ・カンボジア国境近くで大規模詐欺拠点を視察 20か国の国際代表団が実態確認

2026年2月4日 配信

タイとカンボジアの国境付近で、大規模な越境型サイバー詐欺・詐欺師ネットワークの実態を確認するため、20か国の武官らで構成される国際代表団が現地視察を行いました。タイ政府広報(PR Thai Government)が2026年2月3日に伝えています。

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視察が行われたのは、カンボジア北西部のオッダーミエンチェイ州にあるオー・サメット地区で、タイ東北部スリン県の国境検問所チョンチョム検問所の対岸に位置します。一行は、サイバー犯罪や詐欺組織の活動状況を把握することを目的に現地を確認しました。

この視察は、タイ警察副長官であり人身取引対策センター所長を務めるタッチャイ・ピタニラブート警察大将が主導。陸軍情報部長のティーラナン・ナンタクワン中将、スラナリー任務部隊司令官のソムポップ・パラウェート少将のほか、関係機関の代表が同行しました。

オー・サメット地区は、組織的に運営される大規模なサイバー詐欺ネットワークの拠点とみられており、現地では役割ごとに分業された体制が確認されたといいます。末端の作業員は二段ベッドが並ぶ狭い部屋で集団生活を送る一方、上位の関係者は比較的快適な居住環境に置かれていたと説明されています。
また、内部には標的とする国ごとに分けられた作業エリアがあり、ベトナム、ドイツ、オーストラリアなどを想定したデスクやコンピューターが設置されていました。捜査関係者は、被害者を信用させるため、警察署や警察事務所、銀行を模した偽のセットが作られており、豪華で信頼性が高そうに見せかける演出が行われていたことも確認しています。

ティーラナン中将は、今回の視察について「国際的な人権侵害につながる犯罪の実態を明らかにすることが目的」だと説明しました。タイ側は、タイ国民が人身取引被害に遭っている可能性が判明した段階でカンボジア側に協力を求めたものの、これまで十分な対応が得られていなかったとしています。

タイ当局は今後も国際社会と連携し、国境を越えたサイバー犯罪や人身取引への対策を強化していく方針です。