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サムットプラカーン・シティーFCの熱き天王山-いとたくタイサッカー観戦記-

2019年8月2日 配信

サムットプラカーン・シティーFCの熱き天王山-いとたくタイサッカー観戦記-

7月27日(土)、タイリーグ・ディビジョン1第20節“サムットプラカーン・シティーFCvsブリラム・ユナイテッド”の天王山決戦を観戦に行って来た。キックオフの時点で勝ち点が並ぶ1位(ブリラム)2位(サムットプラカーン)の首位決戦。6月10日に配信した“噂の真相”を境にサムットプラカーン・シティーFCの監督に就任した村山GM。彼が監督に就任以来チームはリーグ戦では負けなしの快進撃を続けていた。村山監督がどの様なサッカーを展開するのか、手腕に大いに興味を持ち…ワクワクしながら会場へと向かった。途中携帯ナビに同名の小さなスタジアムへ導かれてしまった関係で、残念ながらキックオフには間に合わなかったのであるが…。



陽の落ちた夜空から、スタジアム照明が見えて来た。窓を開けるとサポーターの歓声やチャントが聞こえてくる。6000人も収容出来ないグランドと聞いていたが、陸上トラック内にゴール裏仮設スタンドを設け、サッカー専用スタジアムの様になっている。メインスタンドからは直ぐに大通りに出れ、コンビニが有る。当然ビールが買える…なんて素晴らしい環境。

もとい、試合レポートである。前半押し気味に試合を進めるサムットプラカーンをブリラムはこの試合初めての攻撃!?で一瞬で仕留めてしまった。4点目のミドルシュートもそうだったんだけど、ブリラムの選手のシュートの精度が物凄く高かった。そして試合開始10数分でこの試合を決定付ける“一発レッド”の提示。サムットプラカーンの選手があまり抗議をしていなかったので、故意だったのかなと…。その後1点を追加され、試合は0-2で折り返す。

ハーフタイムにスタジアムの周りを歩いてみた。大音響で踊り狂うサポーター…好きだね、こういうの。サムットプラカーンのホームユニホームは青に蛍光イエローのライン、カッコいいなぁ…その場で名前と好きな背番号も入れて貰える。「買っちゃおうっかな~ぁ」葛藤していると、(酔っぱらった!?)タイ人から「おぃ、西野!!」とグッドサインと共に声を掛けられた。更に散歩中も何回か「西野!!」と続けて声を掛けられてね…。席に戻り、後半が始まって…“ふっ”と横を見ると…!!!!

後半に入って、比較的ラインが浅いブリラムのディフェンダーラインの裏を突くべく「入れろ×2」と指示する村山監督の姿が目立った。後半先に点を奪ったのは、その形で裏に抜け出した狙い通りの一発だったのでは!?「これ、いけるんじゃねぇ!?」と思ったのも束の間、ミスから3点目を献上した10人のサムットプラカーンは万事休すとなった。

前からボールにプレッシャーをかけてボールを奪え、収まり散らせる細貝選手が途中から出て来たのも、ブリラムの嫌な采配でしたね。途中出場ながらさすがの存在感でしたね。

対戦相手に日本人が居ると、俺は現役時代に試合後話すのが凄く楽しかったね。チームそれぞれで全くサッカー環境が違うから情報収集じゃないけど、「マジ、お互い頑張ろうぜ」と彼らは何を話していたのかなぁ!?

そして敗れはしたが、彼は“いとたく”と同じ歳…畜生、すげぇ格好良く映ったよ。

サムットプラカーンのサポーターとしては決して褒められた内容では無かったと思う。でも試合後にすげぇ熱いエールを送っているのを見て、改めてタイサッカーは刺激的な場なんだなと思ったね。そのクラブを日本人GM兼監督を始め、日本人スタッフで支え合い構築して結果を出している…。

バンコクから車で40分程でこの熱い戦いが観れちゃうわけだ。サムットプラカーン・シティーFC及びサムットプラカーン・スタジアム…こんなことになっていただなんて、タイサッカー観戦が今後大いに増えて行く予感。サムットプラカーン・シティーFCの試合観戦、“いとたく”とご一緒しませんか?

伊藤琢矢(いとたく)
アマチュアに拘りプレーを続けた20代。33歳でのプロ契約を期にJリーガーを目指す事に。大宮・岡山・北九州とJリーグ昇格に携わり、自身は36歳でJのピッチに立った。2011年よりタイに活躍の場を移した「夢追人」。https://www.thaich.net/itotaku
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