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#012 タイ在住者が陥る悪循環の正体!口癖から始める人生逆転法|変人ポーにインタビュー

2026年8月11日 配信

言葉の選び方一つで、あなたのキャリアや現地での立ち位置が180度変わってしまう——。タイで挑戦を続ける多くの日本人にお会いする中で、私自身が強く実感しているリアリティです。
タイで成功するビジネスパーソンと、不満を抱えたまま立ち止まってしまう人。その決定的な差は、才能でも資金力でもなく、無意識に使っている「言葉」と、その背景にある「思考のクセ」にあるとの事。
今回は、潜在意識の法則を紐解きながら、タイ生活やキャリアを劇的に好転させるための「言葉のコントロール術」について、変人ポー氏に話を伺いました。(インタビュアー:梅田隼人)

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口癖を変えればキャリアが変わる!タイ在住者が陥る「マイナスのスパイラル」脱出法

:ポーさん、タイで暮らす日本人を見ていると、現地での仕事や生活を満喫している人もいれば、常に不満を抱えている人もいます。この違いはどこから来るのでしょうか?

:いますね(笑)。いつも何かに不満そうで、愚痴や批判ばかり。気づけば周りから人が離れていってしまうAさん。かたや、いつも楽しそうで、周りに自然と人が集まってくるBさん。

この二人の違いって、一体なんなんでしょう?才能?環境?お金?もちろん、それらも関係あるかもしれません。でもね、もっと根本的な、そして誰にでもコントロール可能な、決定的な違いがあるんです。

それは、普段使っている「言葉」、そしてその源泉である「思考のあり方」。その口癖、それが、人生を蝕んでいるんです。

:言葉と思考のあり方ですか。具体的に、AさんとBさんの周囲では何が起きているのでしょうか?

:Aさんの周りからは、なぜ人が離れていくのか。それは、Aさんが誰かの悪口を言っているのを聞いた人が、「私も陰で何か言われているんじゃないか」と無意識に感じて、距離を置きたくなるからです。ごく自然な反応ですよね。
一方で、Bさんの周りにはなぜ人が集まるのか。「あの人といると、なんだか面白そうだ」「元気がもらえる」、そう思わせる何かがあるからです。
結果として、Aさんの周りでは、疑心暗鬼や不満といった「マイナスのスパイラル」が回り続けます。そしてBさんの周りでは、信頼や楽しさといった「プラスのスパイラル」が回り続ける。これもまた、当然の結果なんです。
ここで一つ、非常に重要な注意点があります。私、これまで何度も言ってきました。書籍でも何度でも言います。
それは、プラスとマイナスを掛けると、必ず「マイナス」になるということ。考え方も、これと全く同じなんです。思考の力を正しく使わないでいると、この「マイナスの心」が、まるで寄生虫のように私たちの心を蝕み、ついには支配してしまう。

:マイナスの心が支配してしまうのは恐ろしいですね。特に海外生活ではストレスも溜まりやすく、周囲の影響を受けやすいと感じます。

:恐ろしいのは、この寄生虫、人から人へと感染するんですよ。
特に、AさんBさんでいうところのAさんのような、いわゆる「評論家タイプ」の人には、注意が必要です。こういう人たちは、自分がやったこともないのに、どこかで聞きかじった話や、自分のちっぽけな物差しだけで、あたかもそれが世界の真理であるかのように、人や物事を非難します。とにかく、非難。
「そんなのできるわけがない」
「それ、昔やったけど無理だったよ」
「失敗したらどうするの?」
「君には向いてないから、やめといた方がいい」
「どうせ無理だよ」
まるで、それが正義であるかのように。あなたの周りにもいませんか?ドリームキラーなんて呼ばれたりもしますね。こういう言葉のシャワーを浴び続けていると、せっかくのあなたの可能性の芽も、腐ってしまいます。
じゃあ、どうすればいいのか。ムキになって議論しますか?「そんなことない!」って言い返しますか?ダメダメ。それをやったら、あなたもその評論家と同じ土俵に堕ちてしまいます。
覚えていますか?答えはシンプルでしたよね。「言いたい奴には、言わしておくのが良い」これに尽きます。だって、3歳児と同じですよ?相手にしないこと。心の中でそっと距離を置くんです。
そして、絶対に忘れないでください。「プラスとマイナスを掛けると、必ずそれはマイナスになる」。これが、たとえプラス5億だったとしても、それにマイナス1でも掛け算したら、答えはマイナス5億です。あなたがコツコツ積み上げてきたポジティブな5億のエネルギーも、たった一つのネガティブな言葉や思考で、いとも簡単にマイナスにひっくり返ってしまう。そして、一旦ひっくり返ったそのマイナス5億にいくらプラスを掛けてもプラスには、もう、ひっくり返らない。それをプラスに持っていくには、またコツコツと足し算をしていかねばならない。これが、この世界の恐ろしい法則なんです。

あなたの人生を操る「潜在意識」の正体

:たった一つのマイナスで全てがひっくり返ってしまうとは……。では、具体的に私たちは日常で何に気をつけ、どう行動すれば良いのでしょうか?

:そのための「言葉遣い」なんです。プラスとマイナスを掛けたらマイナスになるんですから、やることは二つ。
一つ、マイナスの言葉を、自分では徹底して使わないこと。 二つ、外から来るマイナスの言葉を、徹底してシャットダウンすること。
私がいま、自分の子どもたちに「できない」という言葉を禁止しているのは、これが理由です。「できない」と言う代わりに、「じゃあ、どうすればそれができるか、その手段を考えよう」と。

梅:でも、人間なんだから、ついネガティブな言葉が出ちゃう時だってありますよね…

変:もちろんです。そこで活用するのが「潜在意識」、もっと馴染みのある言葉で言うと「習慣の力」です。
私たちは今、日本語を話したり書いたりするときに、「えーっと、主語の次は助詞を置いて…」なんていちいち意識していますか?してませんよね。難しい漢字は別として、ほとんど無意識で使いこなしているはずです。
あるいは、トイレに行きたくなったらどうしますか?「さて、どうしようか。まずは立ち上がって、右足の次に左足を出してドアに向かって…」なんて考えませんよね。無意識のうちに体が、トイレに向かっているはずです。
これが「習慣の力」であり、「潜在意識」の働きなんです。子供の頃は、寝小便をしないように意識していたかもしれない。でも今は、「ベッドは小便をするところではない」と、潜在意識に深く刻み込まれているから、無意識にコントロールできるわけです。
この潜在意識というのが、とんでもなく重要なんです。私が提唱する「人間力」という力があります。その根本となるのが「思考力」なんですが、その思考力の、さらに中核にあるのが、この「潜在意識」です。
そして、世の中のほとんどの人が、この潜在意識の存在を知らないか、たとえ知っていたとしても、そのとてつもないパワーを、全く活用できていない。宝の持ち腐れどころか、気づかないうちに、むしろ自分を不幸にするために、この力を使ってしまっているんです。

潜在意識を最強の味方にする方法

:潜在意識の力を仕事や人生の味方にするには、どうやってトレーニングしていけば良いのでしょうか?

:「なんだか難しそう…」と思いましたか?いえいえ、仕組みは至ってシンプルです。そして一度、自分の習慣にしてしまえば、あとは勝手に、自動で、私たちの人生を良い方向に、導いてくれるようになります。
じゃあ、何を習慣にするのか。先ほども言った通り、「マイナスの言葉を徹底して言わない」と、まずは意識して決めるんです。これを意識して、意識して、意識し続ける。それがやがて日課になり、潜在意識まで到達すれば、あとは簡単、というか、人生が楽になります。
それと同時に習慣にすべきは、もちろん「プラスの言葉」です。「喜びの声を発すれば喜びの人となり、悲しみの声を発すれば悲しみの人となる」。
人生でも、仕事でも、人間関係でも、もしあなたがそれを「楽しい」「面白い」ものにしたいのなら、喜びの言葉、感謝の言葉、前向きな言葉を使うしかないんです。悲しみの言葉、不満の言葉、批判の言葉を使っていれば、あなたの人生は、どうしたってそれらの言葉通りになってしまう。

梅:それは先ほどから言われている、プラスとマイナスの掛け算のことでもあるということですね。

変:はい。潜在意識は、それが良いものであれ、悪いものであれ、繰り返し、繰り返し送られてくる信号を、すべて受け入れて、それを現実化してしまう、という働きがあるからであり…。
ここが本当に、本当にキーポイントなんですが、潜在意識は、嘘やその場しのぎのごまかしが、一切通用しません。口では「ありがとう」と言っていても、心の奥底で「ちくしょう…」と思っていたら、潜在意識は、その否定的な「ちくしょう」の方を、全力で受け止めてしまうんです。

梅:なるほどです。メカニズムの観点からもよく解ってきました。

変:だから、ハッピーな人はどんどん良いスパイラルが回り続け、そうでない人は、延々と悪いスパイラルから抜け出せない。すべては、私たちの「思考のクセ」が、習慣というパターンとして、現実世界に現れているだけなんです。

梅:身近な事例として、なにかありますか?

変:相手の短所ばかりが目につく、という人。要注意です。それは、その人が自ら「マイナスの波動」を発していることに他なりません。その短所について、あなたの貴重な思考力を使ってしまっているからです。言葉に出さなくても、思考しただけで、そのマイナスの波動は潜在意識にキャッチされてしまう。説得力を持って自分自身の環境を悪化させてしまうんです。そして、それを現実化してしまう。つまり、相手の嫌な部分を見ることで、さらに嫌な現実を自ら創り出している、という負のループに陥っているんです。SNSでの愚痴や批判の投稿なんて、もってのほか。自分で自分の人生にマイナスを掛け算している、愚かな行為そのものです。

今日からできる、思考の断捨離

:SNSも含め、日常の発言や思考がダイレクトに自分のキャリアや人生の環境に返ってくるわけですね。最後に、タイで働くビジネスパーソンや現地在住の読者に向けて、今日から実践できるアクションを教えてください。

:まずは、自分がどんな「口癖」を持っているか、意識して観察してみてください。メモを取るのもいいでしょう。「でも」「だって」「どうせ」…そんな言葉が口から出てきたら、自分で「あ、今言ったな」と気づくこと。これが第一歩です。
次に、「できない」と言いそうになったら、ぐっとこらえて、「どうすればできるだろう?」と、言葉を置き換えるトレーニングをしてみてください。最初はぎこちなくても構いません。
プロジェクトでもキャリアでも、常にこの問いかけを自分に投げかけるのです。
そして、他人の愚痴や批判、ネガティブなニュースからは、意識的に距離を置くこと。私たちの貴重な思考のエネルギーを、そんなマイナスの情報に対して使うのは、あまりにもったいない。それは、思考のゴミです。そんなゴミはさっさと手放して、あなたの心に、新しいプラスのエネルギーが、入ってくるスペースを作ってあげてください。
私たちの言葉が、私たちの世界を創ります。あなたの思考が、あなたの人生を創ります。この力を、他人を傷つけたり、自分を貶めたりするために使うのか。それとも、自分と周りの人を幸せにし、満たされた人生を築くために使うのか。
その選択権は、他の誰でもない、あなた自身が持っているんです。

変人ポー
本名:苅部俊雄
YouTubewww.youtube.com/@curly-uni
1978年、神奈川県生まれ。専門学校神田外語学院(KIFL)卒業。2002年に初めて来タイ、以降は主にタイ在住。。2000~2015年までの下積み時代には27回転職、26回引越、5ヶ国に住み、5社の起業を経て現在に至る。2010年、NPO法人日本PR(東京都)理事長。2017年、一般社団法人全国龍馬社中第189番加盟タイ龍馬会会長。2022年、『変人ポーの人間力』『変人ポーの平和論』(共に幻冬舎)を二冊同時出版。2023年、プーケット移住に伴い隠居。

<内容紹介>
変人ポーの人間力
もっと早く読んでいれば……!母国日本の未来を圧倒的スケールと独自哲学で綴る啓蒙書。テクノロジーの現代に必見の英知を凝縮した一冊。葉装家 稲荷重藏氏推薦!

変人ポーの平和論
世界80億人が必見!”それ”を維れ新めるにはこの本にあるような教育が必要だ。教育は、全てである。 郷士坂本家十代目 坂本匡弘氏推薦!

全国の書店、Amazon、Kindleにて好評発売中!

『変人ポーの人間力』『変人ポーの平和論』二冊同時出版をしたその理由とは!?
別書『人間力』はこれからの時代における自己啓発がテーマとなる。具体的にはテクノロジーとグローバル社会においての“超実践的”自己啓発本で、本書『平和論』 はその“超具体的”方法論の一つをまとめた内容となっており、両書は“対”になっていることが特徴だ。そしてこれは“知識”と“知恵”の対のことであるとも言えよう。つまり、知識の『人間力』、知恵の『平和論』ということにもなり、どちらか一方が欠けてもその魅力は半減してしまう。

ここで知識と知恵の違いについては、変人ポーの言葉をそのまま引用する。

「知識はあくまで知識だ。知識は行動を伴うことにより知恵となる。そして、この知恵は答そのものだ」

よって書籍『人間力』だけでは単なる自己啓発本に過ぎず、これでは従来の自己啓発本とともに単なる知識で終わってしまうこととなる。書籍『人間力』は、知恵の『平和論』という背景があってより現実的な哲学として完成する。

また書籍『平和論』だけでは机上の空論、あるいは“事実と意見の違い”もわからぬままに誤解され兼ねない。書籍『平和論』は、知識の『人間力』という裏付けがあってはじめて現実的な方法論となる。

本書を読み終える時にはこの意義が本当の意味で理解していただけることを祈念しつつ、ここに紡いでいく。

<『変人ポーの平和論』はじめにより抜粋>