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ラオス首都ビエンチャンで詐欺拠点摘発、82人逮捕 中国人78人含む

2026年6月16日 配信

タイの隣国ラオスの首都ビエンチャンで、SNSなどを使ったオンライン詐欺に関与した疑いのある拠点が摘発され、82人が逮捕されました。The Laotian Timesが2026年6月15日に伝えています。

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東南アジアでは近年、カンボジア、ミャンマー、ラオスなどでオンライン詐欺拠点の摘発が相次いでおり、タイ国内でもコールセンター詐欺やオンライン詐欺に関わる拠点の摘発、外国人容疑者の逮捕が続いています。今回の摘発も、タイ周辺で広がる詐欺ネットワーク問題の一例として注目されます。

報道によると、摘発は2026年6月12日、ビエンチャンのシコッタボン郡ノンケオ村にある2か所の賃貸物件で行われました。警察は、通信詐欺やオンライン詐欺に関する捜査の一環として、2つの拠点を捜索しました。

1か所目の捜索では、中国人3人とラオス人3人の計6人を逮捕し、デスクトップパソコンや携帯電話などを押収。2か所目では、中国人75人とラオス人1人の計76人を逮捕しました。逮捕者は合わせて82人で、このうち中国人は78人、ラオス人は4人でした。

ラオス国営メディアなどによると、複数の容疑者は初期の取り調べに対し、SNSやメッセージアプリを通じて被害者に接触するオンライン詐欺を行っていたことを認めたとされています。

ラオス警察がLao Security NewsのFacebookページで公表した情報によると、手口の一つは、中年男性の写真を使って偽のSNSアカウントを作成し、主に中国人女性とみられる被害者に接触するというものでした。オンライン上でやり取りを重ねて信用させた後、暗号資産のステーブルコイン「USDT(Tether)」の購入を持ちかけ、100米ドルから1万米ドルを送金させていたとされています。送金後には、相手との連絡を絶っていたとみられています。

また別の手口として、Facebookで被害者を追加した後、LINEやWhatsAppなどのメッセージアプリへ誘導し、さらに外部アプリを使わせて送金や個人情報の提供を求めていたケースもあったと伝えられています。

警察は、逮捕された容疑者らと押収品を引き続き管理下に置き、詐欺ネットワークの全容解明を進めています。関係者の特定や被害規模の確認も進められているということです。

シコッタボン郡では、2026年5月26日にも、偽のスクラッチ宝くじ販売やオンラインショッピング詐欺に関与した疑いで19人が逮捕されています。さらに2026年6月11日には、ラオス北部ボケオ県トンパウン郡でも別の詐欺ネットワークが摘発され、中国人142人が逮捕されたと伝えられています。

タイを含む東南アジア各国では、SNS、メッセージアプリ、暗号資産を悪用した詐欺事件への警戒が強まっています。国境をまたいで人員や資金が動くケースもあり、各国当局による摘発と捜査が続いています。