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知らなかったでは済まされない!タイで電子タバコは所持も使用も違法

2025年10月7日 配信

すでにご存知の方も多いですが、タイでは加熱式タバコやVAPE(ベイプ)といった電子タバコは、所持・使用・販売・輸入のすべてが法律で禁止されています。所持しているだけで、商品の4倍の罰金や5年以下の禁錮刑が科される可能性があり、旅行者や在住者を問わず例外はありません。



2025年はこの取り締まりが一段と強化されており、摘発件数や押収量が急増しています。日本では日常的な喫煙習慣でも、タイに持ち込んだ瞬間に違法行為になる可能性があるため、特に注意が必要です。バンコク・バンクンティアン警察署も2025年10月5日、SNS上で電子タバコの違法性と罰則について改めて注意を呼びかけました。

違反ごとの罰則内容

タイでは電子タバコの所持・使用・販売・輸入がすべて法律で禁止されており、違反内容ごとに重い罰則が定められています。

公共の場で使用した場合は最大5,000バーツの罰金、輸入した場合は10年以下の禁錮と商品の5倍の罰金が科される可能性があります。販売した場合は3年以下の禁錮または最大60万バーツの罰金、所持していただけでも5年以下の禁錮と商品の4倍の罰金が科される場合があります。

加熱式タバコもVAPEも、タイでは「全部違法」

電子タバコには大きく分けて2種類があります。ひとつはVAPE(ベイプ)と呼ばれるタイプで、日本ではニコチンを含まないものは雑貨扱いとなり合法です。もうひとつはIQOSなどの加熱式タバコで、日本では一般的に使用されています。

しかしタイではこれらのいずれも全面的に禁止されており、所持・使用・輸入・販売のいずれも違法です。日本では当たり前のように販売・使用されていますが、タイでは所持しているだけでも摘発対象となるため注意が必要です。

「自国では合法だから大丈夫」と思って電子タバコをスーツケースに入れたまま旅行し、空港で没収や罰金を科されるケースも実際に報告されています。

 2025年は過去最大級の取り締まり強化

タイ政府は2025年2月から5月にかけて、電子タバコの違法流通と使用に対する全国的な取り締まりを強化しました。この期間に全国で2,500件以上の摘発が行われ、押収数は169万点以上、押収総額は約5億5,000万バーツ相当に上りました。政府は今後も監視と取り締まりを継続する方針を示しています。

従来は販売・密輸業者が主な対象でしたが、現在は違反行為が確認されれば、在住者・旅行者を問わず摘発対象になるのが特徴です。

 電子タバコで摘発されやすい典型的なケース

🧳 スーツケースやバッグに電子タバコを入れて持ち込み、空港検査で発覚
🚬 公共の場で吸っているところを警察に見つかる
🛍 現地でVAPEを購入・使用して摘発
🌐 SNSやネットで販売・譲渡していて摘発

「知らなかった」「旅行者だから大丈夫だと思った」という言い訳は通用しません。タイでは違反が確認されれば、誰であっても取り締まりの対象となります。

 水タバコ(シーシャ)も注意

リゾート地では、水タバコを提供するバーを見かけることがありますが、タイではこちらも違法です。提供している店があっても合法ではないことを心に留めておく必要があります。

まとめ

2025年のタイでは、電子タバコに対する取り締まりが明確に強化されています。日本では当たり前の喫煙習慣でも、タイでは持ち込んだ瞬間に違法行為になるという認識が必要です。警察は在住者・旅行者を問わず、違反者を厳しく取り締まっています。軽い気持ちでの持ち込みや使用は、大きなリスクにつながります。タイへの渡航や滞在時は、電子タバコの所持・使用を徹底的に避けましょう。

 

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