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ルネッサンス バンコク ラチャプラソーン ホテル(Renaissance Bangkok Ratchaprasong Hotel)。BTSチットロム駅から徒歩数分。駅を出てすぐに目に入る場所に建つこのホテルは、安心と信頼の世界的ホテルグループ「マリオット」系列のひとつで、バンコク中心部の喧騒に対比するように、館内は高級感と重厚感のある落ち着きに包まれています。
周辺にはセントラルワールドやセントラル・チットロム、ゲイソンといったショッピングモールが立ち並び、買い物や食事にも便利なラチャプラソンというエリア。観光にもビジネスにも対応できる立地の良さが、このホテルの大きな魅力のひとつです。

今回はバンコク都内での宿泊先として、一泊のみの滞在となりましたが、ホテルの設備や空気感について、実際に感じたことをもとにご紹介していきます。

ホテルのエントランスを入ると、広々としたロビー空間が広がっています。天井は高く、吹き抜けになっており、空間全体には程よい緊張感と静けさが漂います。照明は明るすぎず、落ち着いたトーンでまとめられていて、高級感と重厚感が感じられるつくりです。

チェックインはスムーズに進みました。デポジットとして1,000バーツをクレジットカードで預け、カードキーを受け取って客室へと向かいます。

今回宿泊したのは20階の部屋。歓迎のチョコレートが用意されていました。


窓からはBTSチットロム駅やセントラルワールド、セントラル・チットロム、ゲイソンといった周辺の建物がよく見え、バンコクの中心に滞在していることを実感させてくれます。


室内にはフカフカのベッド、しっかりとしたデスク、大きなテレビが備え付けられています。テレビではNHKワールド・プレミアムも視聴可能。デスクで仕事をするのも十分に快適ですが、窓際のソファと小さな丸テーブルに座り、街の景色を眺めながら作業するのも良さそうです。



バスルームは広々としており、バスタブも完備。バスソルトが用意されているのも嬉しいポイントです。シャンプー、コンディショナー、ボディソープはシャワー室内に揃っており、歯ブラシや髭剃りなどのアメニティも一通り揃っています。体重計やドライヤーもあります。



クローゼット内にはバスローブとスリッパやアイロンなどが用意されており、金庫も完備。靴磨きのサービスもあるようです。ホテルとしての基本設備は過不足なく整っており、滞在に不便を感じることはありません。むしろ充分です!

室内には、環境への取り組みを記した案内カードも置かれていました。リネンの交換は3日に1度、タオルは掛けておけば再利用、床に置かれたものは交換されるという運用です。マリオットグループとしての姿勢が、こうした細かな部分にも表れています。
アフタヌーンティーは、屋内プールやフィットネス、スパがあるPLフロアのH2Oでいただきました。


大きなガラス窓越しにバンコクの街が見え、隣にはプールがあります。静かすぎず、にぎやかすぎず、ちょうどいい空気です。ドリンクと、セイボリーがセットになった内容で、滞在中の小休止にちょうどよい内容でした。


同じフロアには、静かなデイスパ「Quan Spa」もあり、滞在中にゆったりとストレスを解消したい方にはぴったりの空間です。セラピー効果のあるトリートメント、ボディスクラブ、フェイシャル、スチームバスなどが用意されており、自分へのちょっとしたご褒美として利用するのもよさそうです。


なお、こちらが広々としたフェットネストと屋内プール。リフレッシュしたいときはPLフロアへ。

散歩がてらに、近くのプラ・プロム(エラワン廟)へ。ホテルからは歩いて5分ほどです。ヒンドゥー教の神・ブラフマーを祀った祠で、もともとは建設工事中の事故を鎮めるために設けられたものなのだとか。その後、願いごとがかなう場所として知られるようになり、今では国内外から多くの参拝者が訪れています。

この日も参拝客で賑わっていて、華やかな雰囲気の中で、踊りや音楽の奉納も見ることができました。滞在中のちょっとした散歩先として、ちょうどよい距離と内容でした。なお、ホテルにお願いすれば、奉納の手配もしてくれるそうです。

なお、その先にはセントラルワールドやゲイソン、サイアムパラゴンなどもあり、ショッピングを楽しみたい方にはピッタリの散歩コースです。

夕食は3階にある中国料理レストラン「Fei Ya」へ。

シックで落ち着いたトーンの内装に、広々とした空間。入口でチャイナドレス姿のスタッフに迎えられた瞬間から、「ああ、中華料理屋に来たんだ」という気分がふっと高まります。

この日は、温かい菊の花のお茶をいただきながら、ゆっくりと食事を楽しみました。香りがやさしく、料理の合間にちょうどよく寄り添ってくれます。

店内では、テーブルへと丸ごとの北京ダックが運ばれていく様子も見かけました。

一方で、今回いただいたのは香港式のダックで、皮だけでなく肉も一緒に味わうタイプ。しっとりとした食感と濃い旨味があり、満足感のある一皿でした。あんかけ麺のような、日本でも馴染みのある中華料理もあれば、本場らしいしっかりとした味わいの料理もいろいろ。

中でも鱈の一品はとても印象に残りました。やさしい味付けの中に、素材の力強さが感じられる一皿でした。

料理の細かな説明よりも、空間と時間を楽しむ、そんなディナーになりました。

朝食はM階(実質2階)のFlavorsで。通常は、オープンキッチンが特徴のインタナショナルレストランです。巨大なホテルだけあって、会場は広く、料理の種類もかなり豊富です。ホテル宿泊での一番の楽しみが朝食のブッフェなのですが、そのワクワク感を受け止める充実のメニューラインナップでした。

エッグステーションで好みの卵料理をオーダーできるのはもちろん、ハム、チーズ、ソーセージ、サラダ、各種パンなど定番の品がずらり。焼売や中華まんといった中華メニュー、味噌汁などの和風メニューも加わり、ラインナップに不足はありません。個人的にはスモークサーモンがあるのが一番うれしいポイントです。


野菜とフルーツのミックスジュースはその場で好みに合わせてつくってもらえます。入れてもらったセロリが最高のアクセントになり、朝の一杯にぴったりでした。

この日はタイ料理を中心に。米粉麺と中華麺が選べるアヒルのクワイティアオ(タイヌードル)、豚串ともち米、パートンコーと豆乳など、ホテルの中とは思えないタイの定番朝食も味わえます。屋台では衛生面が気になるという方も、こうした環境なら気軽に試せると思います。

果物も充実していて、スイカやバナナやパイナップルなどおなじみのものに加えて、パパイヤ、パッションフルーツ、ドラゴンフルーツ、ファラン、ロンガン、ザラフルーツなど日本では見ることの少ない南国ラインナップも充実。


最後はタイティーミルクとスイーツで締めくくりました。


「ルネッサンス バンコク ラチャプラソーン ホテル 」は、バンコクのショッピングの中心部、BTSチットロム駅至近という立地の便利さに加えて、静かで落ち着いた館内の雰囲気が大きな魅力です。館内の随所に高級感が漂い、設備やサービスも過不足なく整っていて、短い滞在でも快適に過ごすことができました。
都市の真ん中にありながら、自分のペースで滞在できる余裕がある──そう感じられるホテルです。ビジネスにも観光にも対応でき、安心して滞在先として選べる一軒です。

[住所]
518, 8 Phloen Chit Rd, Lumphini, Khet Pathum Wan, Bangkok 10330
[電話]
021255000
[ウェブ]
https://www.marriott.com/ja/hotels/bkkbr-renaissance-bangkok-ratchaprasong-hotel/overview/
https://renaissance-hotels.marriott.com/
https://www.facebook.com/RenaissanceBangkokRatchaprasongHotel/
https://www.instagram.com/renaissancebangkokhotel/
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