|
|
2025年、タイは東南アジアで初めて同性婚を合法化し、歴史的な一歩を踏み出しました。そしてその記念すべき年のプライド月間の幕開けに、バンコクの中心に位置するセントラルワールド(CentralWorld)が鮮やかな祝祭の舞台となりました。
セントラルワールドで5月31日に開催された「Love with Pride 2025」では、世界中から注目を集める500人超のパフォーマーが、Rainbow Runwayと名付けられた大規模ランウェイに登場。ドラァグクイーン、アーティスト、インフルエンサー、そして観客までもが一体となって、まるで街全体が虹色に包まれたかのような一日となりました。
会場には、UNDP(国連開発計画)やHouse of HEALS、Muse by Metinee、そしてセントラルパタナをはじめとした複数の団体が協力。掲げられたテーマは「Unity of Community」──誰もが自分らしく輝ける社会への願いを込めたメッセージです。
フィナーレには、話題のGLカップルであるフリーん&ベッキーが登場し、“The Prism”スタイルで観衆を魅了。さらに、伝説的なドラァグパフォーマーたちによるExtravaganza Showも繰り広げられ、歓声と拍手が止むことはありませんでした。
なお、セントラルワールド館内もプライド一色(七色?)。あちこちでデコレーションが楽しめます。
たっぷりとイベントを楽しんだところで、いざショッピングへ。セントラルワールドに到着して、まず訪れたいのが2階のインフォメーションカウンター「redemption」。ここでお得な情報をゲットしてからお買い物へ向かいましょう。
2025年7月13日までの期間限定で、ここで1万5000バーツ分のお買い物レシートを提示すると、人気雑貨店「Good Goods」の限定バッグをプレゼント。また、6000バーツのレシートではGood Goodsのトートバッグ、3000バーツのレシートでTHANNのサンクリームがプレゼントされますので、お忘れなく!
1万5千バーツ分のお買い物レシートでプレゼント
6千バーツ分のお買い物レシートでプレゼント
3千バーツ分のお買い物レシートでプレゼント
食事は、セントラルワールド1階「Hug Thai」ゾーンにある本格タイ料理店「บ้านเบญจรงค์ ปาย(バーン・ベンジャロン・パーイ)」へ向かいました。タイ北部・パーイ発祥の名店で、タイ版ミシュランガイド掲載でさらに人気に火がついた実力派です。
料理はどれも香り高く、素朴でありながら洗練された味わい。観光の合間に、“ちゃんとしたタイ料理”をゆっくり楽しみたい方にぴったりのお店。辛すぎないバランスの良さも特徴で、多くの外国人観光客からも支持を集めています。
この日はお馴染みのトムヤムクンやパッタイ、そして名物料理の数々をゆっくり堪能できました。
「バーン・ベンジャロン・パーイ」があるのがHug Thai Zone。他にどんなお店があるのか見てみました。
まずは、タイならではのお土産が揃うHug Craftへ。
プライド月間のために揃えられたようなカラフルはフルーツ風石鹸は、みんなに配るお土産にぴったりでしょう!
こちらはI ❤ TH Best of Thailand。ドライフルーツはお土産に、新鮮なフルーツは家やホテルで味わいたいです。なお、ドリアンはホテルに持ち込めませんのでご注意ください。
こちらはフードコートのエリア。定番のタイ料理からタイの伝統スイーツまで、お手頃価格で味わえるのが嬉しいですね!
お馴染みすぎるタイシルクの Jim Thompsonもこのエリアです。
また、大人気なのが可愛いタイグッズが揃ったgood goods。
カフェも併設されているので、タイティーを甘さ控えめのオーダーでいただきました。
セントラルワールドやワットアルン、カオサン通り、ワットポーなどバンコク16箇所を巡る「City Sightseeing Bangkok」の乗り場は、Hug Thaiから外に出た場所。旅行者だけでなく在住者も利用してみると、新たな発見があるかも。
プライド月間に合わせてファッションも華やかに――。ということでまずセントラルワールドが今おすすめするショップを紹介します。
GENTLEWOMANは、タイのデザイナーによるファストファッションブランドで、「女性が自信を持ち、印象的で上品に見えるスタイル」をコンセプトに展開。洗練された中にも遊び心があり、タイの芸能人やインフルエンサーにも愛用者が多いことで知られているのだとか。
カラフルで存在感のあるアイテムが多く、プライド月間の気分にもぴったり。旅の思い出に、“タイらしいセンス”を持ち帰ってみるのもおすすめです。
ジェリーのような半透明素材とポップな色使いが人気のタイ発ブランド。シューズのほかに、バッグやウェアも展開しており、全身を可愛く彩ることができます。
プライド月間には、ピンクトライアングルに着想を得た「Prism of me」コレクションを展開中。
カラフルで遊び心のあるアイテムが揃っています。
1992年にアメリカ・カリフォルニアで誕生したフットウェアブランド。快適さを追求したスニーカーやウォーキングシューズが人気で、世界中で愛される存在です。
セントラルワールド店では、カラフルなモデルから日常使いしやすい定番まで幅広く揃っており、
観光中の1足探しにもぴったり。
ショッピングの後には、カラフルな一杯を。5階「Urban Balance」ゾーンの「City Fresh」へ向かいました。
「City Fresh」は、プレミアムフルーツを使ったスムージーやコールドプレスジュースが並ぶ、健康志向の人に人気のカフェスタンドです。中でも注目なのが、プライド月間限定(〜2025年6月30日)で提供されている「PRIDE SMOOTHIE」。
ラズベリー、マンゴー、パイナップル、キウイ、ブルースピルリナなどを重ねた、虹色の層が目を引く一杯。見た目だけでなく味も爽やかで、飲むだけで気分が明るくなりそうな一杯です。価格は250バーツ。
ーー
セントラルワールドの「Love with Pride 2025」は、まさにバンコクの多様性を象徴する空間でした。
圧巻のランウェイで心を動かされた後は、美味しいタイ料理とカラフルなスムージーでひと息。
街も人も、一歩ずつ変わっていく。そんな空気を感じることができた一日でした。
セントラルワールド前広場の端にある祠でのお参りも忘れずに🙏
[営業時間]
10:00~22:00
[住所]
999/9 Rama I Rd, Pathum Wan, Bangkok 10330
[電話]
02 640 7000
[ウェブ]
https://www.centralworld.co.th/
https://www.facebook.com/CentralwOrld/
関連記事
新着記事