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タイでライガーとタイゴンを「管理対象野生動物」に指定

2025年12月21日 配信

タイ天然資源環境省傘下の国立公園・野生動物・植物保全局は、ライオンとトラの交雑種である「ライガー(Liger)」および「タイゴン(Tigon)」を、新たに管理対象野生動物に指定し、飼育者に対して届け出を義務付けると発表しました。

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これは、従来の法律ではライガーやタイゴンが保護動物や外来野生動物に明確に分類されておらず、許可や登録なしで個人が飼育できていたことによる法的な空白を埋める目的があります。新たな省令により、飼育環境や安全対策、動物福祉の観点から、国が体系的に管理・監督できるようになります。

当局によりますと、特にライガーは通常の野生動物よりも体が大きくなるケースが多く、遺伝的要因による健康問題を抱える可能性も指摘されています。管理対象とすることで、飼育施設の適正性や安全基準、健康管理の状況などを確認し、飼育者や周辺住民への危険を低減する狙いがあります。

また、これまで一部では、法的に厳しく保護されているトラの子どもを「ライガーやタイゴン」と偽って申告し、規制を逃れようとする行為が懸念されてきました。届け出制度を導入することで、動物の出自や法的な位置づけを明確にし、不正防止にもつなげるとしています。

この省令は、野生動物保護や社会の安全性向上を重視する政府方針に沿ったものです。すでに官報に掲載されており、2026年2月16日に施行されます。施行前からライガーやタイゴンを飼育している場合は、2026年2月16日から5月16日までの90日間に、所管当局へ飼育の届け出を行う必要があります。

タイ政府は今後、野生動物と人との安全な共存を目指し、関連法令の整備と厳格な運用を進めていくとしています。

 

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