プーケットで家庭内暴力事件～カナダ国籍の母親を警察が拘束、子ども2人が負傷

タイ南部プーケット県ラワイ地区の住宅で、未明に家庭内での暴力事件が発生し、子ども2人が負傷しました。警察は、子どもたちの母親であるカナダ国籍の女性を拘束し、詳しい状況を調べています。2025年12月21日にプーケットニュースなどが報じています。

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警察によりますと、事件が起きたのは12月20日午前0時30分ごろです。近隣住民から「住宅内で少年が負傷している」との通報があり、警察官が現場に急行しました。住宅内では6歳の女児が負傷しているのが確認され、救急隊によって病院へ搬送されました。

また、13歳の兄はすでに病院へ搬送されており、胴体部分にけがを負っていたということです。通報した住民は、2人の子どもが母親から暴行を受けたと警察に説明しています。

その後、警察は別の通報を受け、腹部にけがを負い、混乱した様子を示す女性を発見しました。この女性が子どもたちの母親であることが確認され、警察の管理下で病院へ搬送されました。

現場となった住宅では、警察と鑑識が調査を行い、室内の複数箇所で血痕が確認されました。特に1階の浴室には多くの血痕が残っており、女児が一時的に避難していた可能性があるとしています。また、刃物1点が押収され、事件に使用された可能性があるとして証拠品として保全されました。

警察によりますと、負傷した3人はいずれも医療機関で治療を受けています。事件の動機や詳しい経緯については現在も捜査中で、未成年者が関係する重大事件として、今後の法的手続きが検討される見通しです。