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バンコクの電車運賃、2027年は上限45バーツに タイ国籍者のみ対象で外国人は対象外

2026年11月4日 配信

タイ政府は2026年11月3日、バンコク首都圏の都市鉄道運賃について、1回の移動につき上限を45バーツとする新たな運賃制度を閣議承認しました。2027年1月1日から12月31日までの1年間実施する計画で、対象となるのはタイ国籍者のみです。日本人を含む外国人は対象外となります。各報道が伝えています。



新制度では、初乗り運賃を最大17バーツ、1回の移動にかかる運賃を最大45バーツとします。異なる鉄道路線に乗り換える際にも、初乗り運賃を重複して徴収しない仕組みです。

対象となるのは、バンコクおよび周辺地域の都市鉄道8路線です。

・レッドライン(SRT)
・エアポート・レール・リンク
・MRTブルーライン
・MRTパープルライン
・MRTイエローライン
・MRTピンクライン
・BTSグリーンライン
・BTSゴールドライン

タイ国籍者限定、外国人は従来の運賃

今回の運賃補助制度は、タイ国籍者を対象としています。そのため、タイに長期滞在する日本人や外国人旅行者は、上限45バーツの補助を受けることができません。

対象者は政府のアプリ「Paotang(เป๋าตัง)」を通じて登録し、EMV方式の非接触決済カードを利用する必要があります。

運賃の支払いは、いったん通常料金を支払った後、上限を超えた差額が返金される仕組みです。運輸省がこれまでに説明した方式では、差額は原則3日以内に返金される予定です。

なお、2026年10月時点の運輸省の説明では、登録可能な決済カードはVisaまたはMastercardのEMV対応カードで、BTSのRabbitカードは当初の対象に含まれない見通しです。

約58億バーツの予算を見込む

政府が示した制度の費用見込みは総額58億700万バーツです。

内訳は、運賃の補助に57億8,500万バーツ、利用者への返金に伴う取引手数料に2,200万バーツとなっています。

政府は関係機関に対し、2027年1月の実施に向けて準備を進めるよう指示しました。

また、制度開始から6か月後には利用者数や運賃収入などを検証し、鉄道運営会社との収入配分について協議する方針です。

今回の制度は、複数の鉄道路線を乗り継ぐ利用者の交通費負担を軽減することを目的としています。ただし、タイ国籍者に限定された補助制度のため、外国人の運賃負担は基本的に従来どおりとなる見通しです。

※出典
タイ政府-2026年11月3日の閣議決定
タイ運輸交通政策計画局-都市鉄道8路線の共通運賃制度
Thai PBS World-Cabinet approves ฿45 cap on electric train fares for Thais only