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タイ・カンボジア国境情勢共同報道センター(Joint Press Center on the Thai-Cambodian Border Situation)は、ウボンラチャタニ県チョーンアンマー地域で押収された兵器に関する手続きと見解を示す声明を発表しました。2025年12月18日のタイ広報局が伝えています。
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声明によりますと、現地で回収された兵器は「GAM-102対戦車誘導兵器」であり、これまで一部で誤って伝えられていた長距離型の「GAM-102LR」ではないとしています。GAM-102は、短距離から中距離において装甲車両や戦車を無力化することを目的とした戦術レベルの兵器で、戦略用途の長距離誘導ミサイルではないと説明されています。
また、タイ陸軍の兵器分類および用語に基づき、「GAM-102対戦車誘導兵器」という呼称が最も正確であり、兵器の能力や用途に関する誤解を防ぐためにも適切であるとしています。
押収された兵器が2025年に製造された新型かどうかについては、GAM-102は10年以上前から使用されている従来型の生産ロットに属するものであると説明しました。最新型であるGAM-102LRがカンボジア側に供与された事実はなく、この点については中国当局からも正式な確認を得ているとしています。
押収後の対応については、当該地域を制圧した後に兵器を発見し、政府の正式な手続きに従って検査および記録を実施したと説明しました。これらの措置は、国家安全保障の確保、軍事ドクトリンや装備に関する研究開発、ならびに国民の安全確保を目的としているとしています。
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