東京建物がタイ・バンコクでホテル開発事業に初参画 「voco Bangkok Siam」2029年開業予定

東京建物株式会社は、タイの現地法人「Tokyo Tatemono (Thailand) Ltd.」を通じて、タイ・バンコクで進められるホテル開発事業「voco Bangkok Siam」に参画したと発表しました。東京建物にとって、タイにおける初のホテル開発事業となります。開業は2029年を予定しています。

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本事業は、タイの大手不動産デベロッパー「SC Asset Corporation Public Company Limited」の子会社である「SCX Corporation Company Limited」との共同事業として実施されます。

タイは観光業が経済成長を支える重要産業の一つであり、首都バンコクは国際的にも高い人気を誇る観光都市です。近年は、上質な宿泊体験やサービスを求める需要が高まっており、インフラ整備や国際空港の拡張を背景に、今後も観光市場の拡大が見込まれています。東京建物とSCX社は、それぞれが持つホテル開発のノウハウを生かし、本事業を推進するとしています。

「voco Bangkok Siam」は、バンコク中心部のサイアムエリアに位置し、BTSシーロムライン「ナショナルスタジアム」駅から徒歩3分、BTS「サイアム」駅からも徒歩圏内という高い交通利便性を備えています。周辺にはサイアムパラゴンやMBKセンターなどの大型商業施設が集積し、観光客やビジネス客の利用が見込まれます。

ホテルは、IHG（インターコンチネンタル ホテルズ グループ）が展開するプレミアムブランド「voco」として運営され、客室数は350室。ローカルの魅力を取り入れたライフスタイル志向のデザインを特徴とし、オールデイダイニングやバー、プール＆プールバー、ミーティングルーム、ジムなどの付帯施設を備える計画です。

着工は2026年9月頃、開業は2029年夏頃を予定しています。東京建物は本事業を皮切りに、タイ市場における事業機会の拡大を目指すとしています。