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タイ漁業局、サトゥーンの淡水魚研究センターで「半数以上のカメ死亡」との報道を否定

2025年12月3日 配信

ウミガメのイメージ

タイ漁業局は、南部サトゥーン県で発生した洪水により「研究施設で飼育されていたカメの半数以上が死亡した」とする一部報道について、事実と異なると説明しました。現地の状況は報道で伝えられている数字とは一致せず、正確な被害状況は依然として調査中だとしています。2025年12月2日にタイ政府メディアNNTが伝えています。

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サトゥーン県では11月22日〜28日にかけて洪水が発生し、漁業関連施設に大きな被害が出ました。漁業局によると、被害は3か所で確認され、特にラーングー郡の「サトゥーン淡水魚研究開発センター」が最も深刻な影響を受けています。施設内の資材倉庫、宿舎、ふ化施設、研究室、そして観光資源としても知られるオオアジア川ガメの飼育池が浸水しました。

同センターは事前に洪水対策を行っていましたが、今回の水位は過去50年で最も高いとされる2.2メートル超に達し、コンクリート池や網の囲いが水流に耐えきれませんでした。このため、強い流れにより一部のカメが流出し、また別の個体はスクリーン部分に押し付けられて水面に上がれず死亡したと見られます。

洪水前、同センターでは1,789匹のカメを飼育し、189匹の死骸を確認していました。水が引き始めた後の暫定的な集計では、271匹の生存個体と23匹の死亡個体を確認。しかし、一部の池は依然として水没しており、正確な数は環境が安定した後に再集計される予定です。

漁業局は、施設外でカメを発見した住民に対し、保護活動継続のためセンターへ返還するよう呼びかけています。

 

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