両替レート
|
|

タイ気象局(TMD)は2025年9月22日、モンスーントラフの活発化と台風「ラガサ」の影響により、27日ごろまで全国的に大雨から非常に強い雨に警戒するよう呼びかけました。北部、東北部、東部、中部、バンコク首都圏でも降雨が続く見込みで、23日から26日にかけては南西モンスーンが一層強まり、東北部や東部を中心に雨量が増えるとしています。タイ政府メディアNNTが伝えています。
ラガサは最大風速185キロに達する勢力で南シナ海に入り、香港や海南島付近を通過後、北ベトナムからラオスで弱まる見通しです。海上ではアンダマン海北部で波高3メートルに達する恐れがあり、小型船は出航を控えるよう求められています。
内務省防災局によると、すでに14県で浸水が発生し、7万2000世帯以上が被災、3人が死亡しました。アユタヤではチャオプラヤーダムの放流で川の水位が上昇しており、河川交通の制限も検討されています。主要ダムの貯水率は全国で78%に達し、今後の放流で下流域の増水が懸念されています。当局は鉄砲水や土砂崩れへの警戒を呼びかけ、緊急時には防災ホットライン1784や公式アプリ「Thai Disaster Alert」を利用するよう呼びかけています。
関連記事
新着記事