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スワンナプーム空港でエジプトリクガメ187匹を押収、ラオスへ密輸未遂

2025年9月14日 配信

タイ国立公園・野生動植物局(DNP)は2025年9月11日、スワンナプーム国際空港でエジプトリクガメ187匹とその死骸2体を押収したと発表しました。これらはワシントン条約(CITES)の附属書Iに指定されている希少種で、ラオスへ持ち込まれる予定だったとされています。



今回の押収は、タイの「Thailand Wildlife Enforcement Network(Thailand WEN)」の連携によるものです。参加したのは、野生動植物保護局CITES事務所、税関、入国管理警察、動物検疫所、スワンナプーム空港保安部門など。職員らは、バンコクからビエンチャンへ向かう40歳のエジプト国籍の男性に不審な動きを確認し、検査を行いました。

調べの結果、同乗客のスーツケース2個から生きたエジプトリクガメ187匹と死骸2体が見つかり、適切な輸出許可証を所持していなかったため、野生動物保護法(2019年)、関税法(2017年)、家畜伝染病法(2015年)違反の疑いで逮捕・送致されました。

押収された動物は野生動物保護局に送られ、種の鑑定後、原産国と連携して可能であれば生息地に返還される予定です。

当局は「今回の成果は、Thailand WENによる多機関連携の有効性を示すものであり、違法な野生動物取引や生物多様性を脅かす犯罪への強い抑止力となる」としています。

 

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