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国境の川に潜む密輸の影、CIBが止めた越境60,000錠

2025年9月10日 配信

タイ警察中央捜査局(CIB)は、東北部ブンカーン県において、ラオスから密かに持ち込まれた覚醒剤6万錠を押収し、実行犯2名を現行犯で逮捕した。メコン川沿いの静かな村が、ある晩、捜査員たちの暗躍によって緊張に包まれた。



薬物密輸の背後には、以前の摘発を逃れてラオス側に潜伏中の「オップ・カイムック」なる人物が関与しているとみられ、タイ国内の受け取り役として20歳の男が浮上。通称“ファン”ことこの男は、特定の寺院裏手に続く河岸道路で、報酬6,000バーツと引き換えに薬物を受け取る段取りだったという。

CIBの捜査員らは、事前に張り込みを敢行。深夜、川を渡って現れた2人組のバイクを即座に包囲した。彼らがまさにその時間、その場所を選んだこと──それは偶然だったのか、あるいは必然だったのか。果たして、その真偽を見極められるのは、天のみだったかもしれない。

不審な挙動を見せた2人は逃走を試みたが、無事に取り押さえられた。押収されたのは、赤と緑の錠剤がびっしりと詰まった10パック。巧妙に蝋引きの紙で包まれ、青とピンクの密封袋に収められていたが、CIBの目はごまかせなかった。

今回の作戦は、CIB本部長の指揮の下、捜査第三課、麻薬取締部隊、国境警備隊、地元警察、そして行政機関が一体となって展開されたものであり、今後はラオス国内を含む広域ネットワークの実態解明と、逃走中の首謀者への捜査が続けられる。

タイ中央捜査局(CIB)
プロフェッショナルで中立、国民と共に。

 

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