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タイ産タガメのクラフトジン「First Essence Tagame Gin」 発売開始

2020年11月14日 配信

タガメのオスが放つ妖艶なフェロモン香る「First Essence Tagame Gin」

タイ語でタガメはマレンダー(メンダー)<แมลงดา>。タイでは食用として、揚げてそのまま食べたり、味付け、香り付けに使ったりと様々。独特な香りが「大好き」という人と、「これは無理」という人に分かれるようです。



そんなタガメを使用したクラフトジン「First Essence Tagame Gin」が、ANTCICADA(アントシカダ)と岐阜県郡上八幡の辰巳蒸留所により共同開発され、商品化されました。

商品名:First Essence Tagame Gin with ANTCICADA
●商品内容:500ml
●蒸留器:カブト釜蒸留器
●ベーススピリッツ:吟香露、ちこり焼酎
●ボタニカル:ジュニパーベリー、タイワンタガメ(タイ産)
●生産本数:305本
●販売価格:6000円(税込)

購入方法:少数生産のため取り扱いのある酒販店での購入を。。
ANTCICADAの実店舗やイベントでは、ドリンクとして提供。
提供情報はこちら:https://www.instagram.com/antcicada.jp/

 

開発背景

タイワンタガメは主に東南アジアに分布する水生昆虫の一種で、中国南部やタイなどで食用とされています。日本に生息しているタガメよりも強い香りを持ち、特に、繁殖期のオスのフェロモンは、洋梨や青りんごなどを思わせるフルーティーな芳香が特徴的です。

ANTCICADAでは、タイワンタガメの生息地であり、輸入元でもあるタイを現地視察するなど、かねてから食材としてのタイワンタガメの可能性に着目し、積極的に商品開発を続けてきました。

そして、ベースのお酒にジュニパーベリーをはじめとした様々なボタニカルを漬け込み、蒸留によって香りの良い部分を抽出する「ジン」は最適であると考えました。(漬け込みだと、原料の味や色、香りの全てがお酒に着くのに対し、蒸留では、色や味は取り除かれ、洗練された香りのみを取り出すことができます。)

何度も試作を重ね、最適なタガメの処理方法を独自に開発。

今回、季節の花や果実などを使用し、魅力的なプロダクトを生み出し続ける辰巳蒸留所・辰巳祥平さんと出会い、ボタニカルの特徴を最大限に引き出す技術や探究心と、それらを支えるお酒への深い愛に、ANTCICADAの持つ食への想いが重なると感じ、本商品開発に至りました。

尚、虫を香りづけに使った蒸留酒は本商品が日本初となり、タガメを使用した蒸留酒は、世界でも初めてのプロダクトとなります。(正確には、昨年、本商品開発に向けて試験蒸留を行いました。)

ラベルデザインは田中健太郎氏。バーで見かけたらぜひ。

 

商品の特徴

今回開発した「First Essence Tagame Gin」は、辰巳蒸留所が原酒として使用する粕取り焼酎の芳醇な香りと、タイワンタガメの持つフルーティな香り、ジュニパーベリーの爽やかな香りが絶妙にマッチした製品に仕上がりました。

ボタニカルは、ジュニパーベリーとタイワンタガメのみ。

辰巳祥平さんからもコメントをいただいています。

「昨年に初めて新月蒸留(試験蒸留)したタガメ。フェロモン由来の洋梨香の中にタガメ本体の香りも混じり合う味わいになりました。そして今年はいよいよ本番。ANTCICADAの丁寧なタガメの下処理のおかげで繊細かつ綺麗なタガメ感を実現。タガメのフェロモンの香りを体感したことがある人は、きっとタガメの気配を察知できることでしょう。タガメがわからなくても洋梨は感じられるかも。ボタニカルはジュニパーベリー、そしてタガメだけですよ。」

明治時代に姿を消したと言われる「カブト窯式蒸留器」で蒸留

 

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