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行動する2割になる方法|タイの変人ポーにインタビュー

2026年6月8日 配信

インタビュアーのひと言

「今の仕事、本当にこのままでいいのだろうか?」「この人間関係、消耗するだけで続ける意味はあるのか?」……。私たちは日々、そんな終わりのない選択の問いに直面しています。変わりたい、でも変わるのが怖い。そんな曖昧な不安を抱えたまま、結局は昨日と同じ今日を繰り返してしまいがちです。
現代社会、特に環境が激変しやすいタイなどの海外で生き抜くビジネスパーソンにとって、「変えるべきもの」と「守り抜くべきもの」の判断基準を持つことは、まさに死活問題と言えるでしょう。
「人生の選択に迷わなくなる、後悔しないための見分け方がある」と豪語する変人ポー氏。彼が提唱する、変化の激しい時代を生き抜くための「人生のOS」の正体、そして現実を変えるための決定的な違いについて、じっくりとお話を伺いました。
(インタビュアー:梅田隼人)

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人生というOSの「ハード」と「ソフト」

梅: ポーさん、今回は「変えるべきもの、変えてはいけないもの」の見分け方について教えてもらえるということで、非常に楽しみにしてきました。私たちは毎日、何かを変えるか変えないかの選択を迫られていますが、その判断基準がどうしても曖昧になってしまいます。一体、何を信じて進めばいいのでしょうか?

変: そうですね、前回は「変えてはならない部分と、変えていかなければならない部分が、あなたには同時に存在する」という、ちょっと禅問答みたいな話をしました。今回はその見分け方について、具体的にお話ししましょう。これが分かれば、人生の選択に迷うことがなくなります。……いや、少しは迷うかもしれませんが(笑)、少なくとも、後悔するような選択はしなくなるはずです。

梅: 後悔しない選択、ぜひ知りたいです!具体的にはどう考えればいいのですか?

変: まず、あなたの人生を、一台のパソコンだと思ってください。パソコンには、心臓部である「ハードウェア」と、そこで動く「ソフトウェア」がありますよね。人生も、これと全く同じなんです。私はここで、こう定義しています。

ハード面 = “人間力”
ソフト面 = “便利さ”

梅: 人生をパソコンのハードとソフトに例えるわけですね。それぞれどういった内容を指すのでしょうか。

変: 「ハード面」つまり「人間力」というのは、あなたの根幹を成すものです。具体的には、思考力、感情力、時間力、馬鹿力、初心力などですね。これらは、時代がどれだけ変わろうと、決して揺らぐことのない、あなた自身の価値そのものなんです。
一方で、「ソフト面」つまり「便利さ」とは、時代の流れと共に生まれてくるテクノロジーやツールのことです。スマートフォン、AI、SNS、そういったものを指します。

梅: なるほど。人間としての土台がハードで、時代ごとのツールがソフト、ということですね。

変: その通りです。ここで、絶対に忘れてはいけない、ものすごく大事なことを言います。「そのテクノロジーを使うのは、あくまで私たち人間である」ということです。
どんなに技術が進化して、たとえAIが人間の知能を超えようとも、それを使う「人間」がヘボかったら、何の意味もない。どころか、むしろ危険です。
便利なアプリやサービスという「ソフト」に夢中になるあまり、自分自身の「ハード」、つまり人間力を磨くことを忘れてしまうとどうなるか。人間は、ただの「便利なツールの奴隷」に成り下がってしまうんです。

梅: 「ツールの奴隷」……耳が痛いビジネスパーソンも多そうです。

変: スマホに時間を奪われ、SNSで他人と自分を比べて落ち込み、自分の頭で考えることをやめてしまう。その便利さに麻痺し、ソフト面しか見えなくなってしまえば、人間は思考停止し、いずれ滅びるしかありません。
かといって、「昔ながらのやり方が一番だ!」なんて言って、便利な「ソフト」に一切目もくれないのも、また問題です。素晴らしい人間力という「ハード」を持っていても、時代の進化から取り残されて、その力を最大限に発揮できなくなってしまいますからね。

梅: つまり、どちらか一方だけではダメだということですね。

変: そう、どちらかに偏るのではなく、両方を意識して、バランスよくアップデートしていくこと。これこそが、変人ポー式の自己啓発なんです。自己啓発という言葉に抵抗がある人は「自分をアップデートする」とかでも一向に差し支えありません。
では、どうすれば、その一番大事な「ハードウェア」、つまり「人間力」を鍛えることができるのか。そのためにも、この話を始める前に、皆さんには3つの約束をしてほしいんです。難しいことは言いませんので安心してください。


揺るぎない「ハード」を創る3つの約束

【第一の約束:自分を好きになる】

梅: その人間力を鍛えるための「3つの約束」、ぜひ教えてください。まず一つ目は何でしょうか?

変: まず一つ目。これが全ての基礎であり、最強の鎧です。それは、「自分を好きになること」です。

梅: 「自分を好きになる」ですか?「は?そんなことで人生変わるの?」って思ってしまう読者もいるかもしれません。

変: 変わるんです。これがなければ、何も始まらない。自分を好きになるということはすなわち、自己肯定感を強めるということです。
この自己肯定感がない状態っていうのは、例えるなら、ぐらぐらの土地に家を建てるようなもの。どんなに立派な家を建てようとしても、土台が弱ければ、ちょっとした地震ですぐに崩れ去ってしまいます。
出る杭は打たれるのが、この世の常です。あなたが何か新しいことを始めようとすれば、必ず「どうせ無理だ」と笑う人が現れる。そんな時、自分の中に「いや、私ならできる」という確固たる自信、つまり自己肯定感がなければ、その他人の無責任な言葉に心を打ち砕かれてしまうんです。うつ病になったり、最悪のケースに繋がったりするのは、この土台がないからです。

梅: 他人の目を気にしがちな環境にいる人ほど、この土台が揺らぎやすいかもしれませんね。

変: 自分を愛することができなければ、他人に対して真の愛情を持つことも難しいです。まずは、自分の長所も短所も、成功体験も失敗談も、全部ひっくるめて、「これが私だ」と受け入れてあげること。それが、揺るぎない自己肯定感という名の、人生の最強のハードウェアをインストールする第一歩になります。

梅: 深いですね……。では、二つ目の約束は何でしょうか?

【第二の約束:方向を定める】

変: 二つ目の約束は、「方向を定めること」です。
あなたの自己肯定感という名の土台が固まったら、次はその上に建てる「家」の設計図を描きましょう。つまり、人生の目的地を決める、ということです。
よく「努力は報われる」と言いますが、私は、あれは少し言葉が足りないと思っています。正しくは、「方向が定まった努力は、形を変えてでも必ず報われる」です。

梅: 「方向が定まった努力」ですか。

変: 例えば、あなたが東京から大阪に行きたいのに、がむしゃらに北へ向かって進んでいたら、いつまで経っても大阪には着きませんよね。でも、大阪というその方向さえ定めておけば、少なくとも北へ行くことはありません。その努力の過程で、京都の歴史ある風情を感じるかもしれない。神戸で運命の人に出逢うかもしれません。
ただし、北海道の美しい景色を目の当たりにすることはできても、本来の目的地とは全く異なる方向に行ってしまっては本末転倒です。努力が実るか、無駄になるかの違いは、ここにあるんです。

梅: 目的地に向かう方向性そのものが大事、ということですね。

変: ええ。たとえ最初に目指した「大阪」という目的地にたどり着けなくても、「大阪に行く」という方向さえ定まっていれば、その途中で得た経験や知識は、決して無駄にはならない。当初とは違ったカタチで、「結果的に」あなたの人生を豊かにしてくれるんです。そしてそれをやり続ければ、回り道はしたもののついに「大阪」にたどり着くことができるかも知れない。
だから、まずはあなたの船がどこへ向かうのか、その舵をどこに切るのかを決めてください。それが、あなたの努力を「実り」へと変える、羅針盤になります。

梅: 土台を固めて、方向を定める。それでは、最後の三つ目の約束をお願いします。

【第三の約束:行動に移すこと】

変: そして、最後の約束。これが、机上の空論で終わるか、現実を変えるかの、決定的な違いを生みます。それは、「行動に移すこと」です。
どんなに素晴らしい自己啓発本を読んでも、どんなに感動的なセミナーに参加しても、それを実行する人は、全体のたった2割しかいません。
残りの6割は、「ふーん、いい話だったな」で終わる無反応な人。そして、あとの2割は、「そんなのできるわけない」「怪しい」「無理だ」と文句や非難を言う人です。
つまり、8割の人は、行動しないんです。だから、いつまで経っても、人生は変わらない。「人生このままでいいのか?」と不安を抱えたまま、同じ場所をぐるぐると回り続けているんです。

梅: 耳が痛いです。なぜ多くの人は行動できないのでしょうか?

変: 楽なんですよ、今のままの自分でいる方が。変化には痛みが伴いますからね。でも、それでは、いつまで経ってもあなたの現実が変わることはありません。
だからこそ、意識的に「自分の現実を変える」というスイッチを、あなた自身の手で押さなければならないんです。
新しいテクノロジー、つまり「ソフト面」は、あなたが何もしなくても勝手に進化していきます。問題は、それを使いこなすためのあなた自身の「ハード面」、人間力です。
素直になって、自分の現実を変える意識を持ち、行動する。この「行動する2割」の側に入ることさえできれば、あなたの人生は、もう勝ったも同然なんです。

梅: 「行動する2割」に入れるかどうかが、人生の分かれ道なんですね。最後に、今回のまとめをお願いします。

まとめ

変: さあ、今日の話をまとめます。
あなたの人生には、変えてはいけない「ハード面(人間力)」と、積極的に変えていくべき「ソフト面(便利さ)」があります。
そして、その揺るぎない「ハード面」を築くために、3つの約束をしてください。

1. 自分を好きになること
2. 方向を定めること
3. 行動に移すこと

この3つこそが、変化の激しい時代を生き抜くための、あなただけの「人生のOS」になります。
いきなり大きなことをする必要はありません。まずは、今日、寝る前に、自分の良いところを一つだけ、声に出して言ってみてください。
その小さな、本当に小さな一歩が、行動しない8割から抜け出し、「満たされた人生」を手に入れるための、偉大な一歩になるんです。
あなたの人生のハンドルを、他人に明け渡してはいけません。さあ、あなた自身の力で、現実を変えていきましょう。

梅: 今日、寝る前に自分の良いところを一つ声に出す。これなら今夜からすぐに「行動」できますね。ポーさん、ありがとうございました!

変人ポー
本名:苅部俊雄
YouTubewww.youtube.com/@curly-uni
1978年、神奈川県生まれ。専門学校神田外語学院(KIFL)卒業。2002年に初めて来タイ、以降は主にタイ在住。。2000~2015年までの下積み時代には27回転職、26回引越、5ヶ国に住み、5社の起業を経て現在に至る。2010年、NPO法人日本PR(東京都)理事長。2017年、一般社団法人全国龍馬社中第189番加盟タイ龍馬会会長。2022年、『変人ポーの人間力』『変人ポーの平和論』(共に幻冬舎)を二冊同時出版。2023年、プーケット移住に伴い隠居。

<内容紹介>
変人ポーの人間力
もっと早く読んでいれば……!母国日本の未来を圧倒的スケールと独自哲学で綴る啓蒙書。テクノロジーの現代に必見の英知を凝縮した一冊。葉装家 稲荷重藏氏推薦!

変人ポーの平和論
世界80億人が必見!”それ”を維れ新めるにはこの本にあるような教育が必要だ。教育は、全てである。 郷士坂本家十代目 坂本匡弘氏推薦!

全国の書店、Amazon、Kindleにて好評発売中!

『変人ポーの人間力』『変人ポーの平和論』二冊同時出版をしたその理由とは!?
別書『人間力』はこれからの時代における自己啓発がテーマとなる。具体的にはテクノロジーとグローバル社会においての“超実践的”自己啓発本で、本書『平和論』 はその“超具体的”方法論の一つをまとめた内容となっており、両書は“対”になっていることが特徴だ。そしてこれは“知識”と“知恵”の対のことであるとも言えよう。つまり、知識の『人間力』、知恵の『平和論』ということにもなり、どちらか一方が欠けてもその魅力は半減してしまう。

ここで知識と知恵の違いについては、変人ポーの言葉をそのまま引用する。

「知識はあくまで知識だ。知識は行動を伴うことにより知恵となる。そして、この知恵は答そのものだ」

よって書籍『人間力』だけでは単なる自己啓発本に過ぎず、これでは従来の自己啓発本とともに単なる知識で終わってしまうこととなる。書籍『人間力』は、知恵の『平和論』という背景があってより現実的な哲学として完成する。

また書籍『平和論』だけでは机上の空論、あるいは“事実と意見の違い”もわからぬままに誤解され兼ねない。書籍『平和論』は、知識の『人間力』という裏付けがあってはじめて現実的な方法論となる。

本書を読み終える時にはこの意義が本当の意味で理解していただけることを祈念しつつ、ここに紡いでいく。

<『変人ポーの平和論』はじめにより抜粋>