|

タイランドハイパーリンクス読者の皆様、サワディーカップ。タイを拠点に活動するインタビュアーの梅田隼人です。
この連載では、15年間で27回の転職を経験し、独自の人生哲学を持つ「変人ポー」氏に、混迷を極める現代を生き抜くための「人間力」についてじっくりとお話を伺っていきます。
★こんな記事も読まれています★
【4月24日開始】飛行機のモバイルバッテリー新ルール 160Wh以下2個まで・機内充電禁止に
「人生、このままでいいのか?」
タイで働く駐在員の方も、現地採用としてキャリアを模索する方も、あるいは起業して孤軍奮闘している方も、ふとした瞬間にこの「モヤり」を感じることがあるはずだ。
しかし、多くの人はその違和感を「社会の常識」や「安定」という言葉の蓋で閉じ込めてしまう。
だが、変人ポー氏は断言する。「その違和感こそが、人生を変えるチャンスのサインだ」と。
30回以上の転職という、一見すると「常識外れ」な経歴を持つ彼が説くのは、積み上げたキャリアを否定することではなく、頭を一度「白紙」に戻す勇気だ。
効率や合理性が求められるタイのビジネスシーンにおいて、今なぜあえて抽象的な「人間力」が必要なのか。変化の激しい時代に自分を再設計するための、刺激的なインタビューが幕を開ける。
梅田:ポーさん、本日はよろしくお願いします。まず最初にお聞きしたいのですが、人生を変えたい、今の状況を打破したいと願う人がまず取り組むべきことは何でしょうか?
ポー:よろしくお願いします。そうですね、私が皆さんに最初にお願いしたいのは、たったひとつ。「頭を一旦、白紙にしてください」ということです。
梅田:白紙、ですか。せっかく積み上げてきた経験や知識があるのに、それをゼロにするというのは少し抵抗があるようにも感じますが……。
ポー:「何言ってんの?」と思いましたか?(笑) でも、それでいいんです。その「何言ってんの?」という違和感こそが、今までのあなたの思考回路そのものだからです。断言しますが、人生を変えるためには、まず考え方を変えないといけません。
梅田:考え方が変われば行動が変わり、行動が変われば人生が変わる、という理屈ですね。
ポー:その通りです。今のあなたの人生は、これまでのあなたの考え方と行動の結果に他なりません。もし今、「このままでいいのか?」と少しでもモヤっとしているなら、それはあなたの内側にあるプライド、先入観、固定概念、あるいは「常識」という名の思い込みが、変化の障害になっている証拠なんです。
梅田:「バイアスがかかってる」なんて最近よく耳にしますからね。だとすると、その「常識」というのは、厄介なものですね。
ポー:ええ。社会や親、上司が決めた正解を、最終的には自分自身が「正しい」と思い込んできただけなんです。例えば私は、15年間で27回、通算では30回以上の転職をしました。最初のホテルを辞める時なんて、「石の上にも三年」と周囲から散々言われましたよ。
梅田:30回はタイのジョブホッパーも驚く数字ですね。
ポー:私はね、自分が「単なる石」だと思っているものの上に、貴重な人生の3年間を捧げるのは絶対に嫌だった。石の上に3年いれば、「夜の石は冷たいな」くらいの発見はあるでしょう。でも、石の上にいるより30回転職したほうが、もっとずっと多くの、多様な景色が見えてくる。これは経験者としての事実です。
梅田:なるほど。社会のレールに乗って満たされない思いをしているなら、そのレール(固定概念)ごと一旦白紙に戻してみよう、ということですね。
ポー:白紙は怖いかもしれません。でも、白紙だからこそ、どんな未来でも描けるんです。これは過去の否定ではなく、未来を自由に選び直すための、最高にクリエイティブな「自己実現の第一歩」なんですよ。
梅田:頭を白紙にした状態で、次に私たちが向き合うべきテーマは何でしょうか?
ポー:私が提唱する、「人間力」というテーマです。
梅田:人間力……。言葉としてはよく聞きますが、少し抽象的ですね。
ポー:ええ、世間一般の定義ではなく、この連載では私オリジナルの定義でお話しします。私が考える人間力とは、次の5つの力の総称です。
思考力
感情力
時間力
馬鹿力
初心力
この5つの「人間力」を磨くことが、「自分の存在意義」や「社会とのつながり」、そして最終的には「満たされた人生」に直結します。
梅田:なぜ今、その「人間力」が必要とされるのでしょうか? 特に今はAIやテクノロジーが凄まじい勢いで進化しています。
ポー:まさにそこです! テクノロジーが進化して世の中が「便利」になればなるほど、実は「人間らしさ」が失われていく。だからこそ、逆に「人間らしさ」の価値がどんどん高まっていくんです。
梅田:「便利さ」の反動として、「人間らしさ」が求められる時代が来ていると?
ポー:AIは情報を処理し、優しい言葉で人を癒やす真似事まではできるでしょう。でも、心から共感したり、情熱を燃やしたり、葛藤したり、あるいはバカみたいな夢を本気で追いかけたりすること……これは人間にしかできません。AIにはできない「あなただけの人間らしさ」こそが、これからの時代の価値になるんです。
梅田:お金を稼ぐことも、社会貢献も、すべてはその「人間力」のなせる技だということですね。
ポー:その通りです。だからこそ問いかけたい。「あなたにしかない人間力、ちゃんと育てていますか?」と。
梅田:自分がどの力を持っていて、何が不足しているのか。それを知ることが旅の始まりになりそうですね。
ポー:はい。まずは頭を白紙にして、自分の人間力を再発見する旅へ一緒に出発しましょう!

<内容紹介>
『変人ポーの人間力』
もっと早く読んでいれば……!母国日本の未来を圧倒的スケールと独自哲学で綴る啓蒙書。テクノロジーの現代に必見の英知を凝縮した一冊。葉装家 稲荷重藏氏推薦!
『変人ポーの平和論』
世界80億人が必見!”それ”を維れ新めるにはこの本にあるような教育が必要だ。教育は、全てである。 郷士坂本家十代目 坂本匡弘氏推薦!
全国の書店、Amazon、Kindleにて好評発売中!


『変人ポーの人間力』『変人ポーの平和論』二冊同時出版をしたその理由とは!?
別書『人間力』はこれからの時代における自己啓発がテーマとなる。具体的にはテクノロジーとグローバル社会においての“超実践的”自己啓発本で、本書『平和論』 はその“超具体的”方法論の一つをまとめた内容となっており、両書は“対”になっていることが特徴だ。そしてこれは“知識”と“知恵”の対のことであるとも言えよう。つまり、知識の『人間力』、知恵の『平和論』ということにもなり、どちらか一方が欠けてもその魅力は半減してしまう。
ここで知識と知恵の違いについては、変人ポーの言葉をそのまま引用する。
「知識はあくまで知識だ。知識は行動を伴うことにより知恵となる。そして、この知恵は答そのものだ」
よって書籍『人間力』だけでは単なる自己啓発本に過ぎず、これでは従来の自己啓発本とともに単なる知識で終わってしまうこととなる。書籍『人間力』は、知恵の『平和論』という背景があってより現実的な哲学として完成する。
また書籍『平和論』だけでは机上の空論、あるいは“事実と意見の違い”もわからぬままに誤解され兼ねない。書籍『平和論』は、知識の『人間力』という裏付けがあってはじめて現実的な方法論となる。
本書を読み終える時にはこの意義が本当の意味で理解していただけることを祈念しつつ、ここに紡いでいく。
<『変人ポーの平和論』はじめにより抜粋>
関連記事
新着記事