2026年6月7日 配信

タイ東部ラヨーン県のスアンソンビーチで、ピンク色のナマコが大量に打ち上げられ、海岸一帯が赤みがかったピンク色に染まる珍しい現象が確認されました。NBT Connextが2026年6月6日に伝えました。
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現場はラヨーン県ムアン郡ペー地区のスアンソンビーチで、数百メートルにわたって大量の海洋生物が漂着。休暇で訪れていた観光客の間でも驚きと関心が広がりました。
タイ天然資源・環境省のスチャート・チョムクリン大臣は、海洋・沿岸資源局に対し、現地調査を急ぐよう指示。第1海洋・沿岸資源事務所などの職員が確認したところ、漂着していたのは「Sea Cucumber」、日本語でナマコの仲間で、特に「ピンクナマコ」または「ピンクトゲナマコ」と呼ばれる種類とされます。学名は Cercodemas anceps です。
このナマコは、海底の砂地などに生息する無脊椎動物で、やわらかい円筒形の体を持ち、キュウリやソーセージのような形をしています。体の表面には小さな突起やトゲがあり、色は鮮やかなピンクから赤みがかったオレンジまでさまざまです。
ナマコは海底の有機物や生物の残骸を分解する役割を持ち、海の生態系を保つうえで重要な存在です。その働きから、タイでは「海の掃除屋」とも呼ばれています。
今回の大量漂着について、当局は嵐や強い波、海上の荒天の影響で、海底にいたナマコが潮流や波に流され、海岸に打ち上げられた可能性があるとみています。自然現象ではあるものの、これほど大規模に見られるのは珍しいとしています。
一方で、当局は観光客に対し、漂着したナマコに直接触れないよう呼びかけています。ナマコの種類によっては、身を守るために物質を放出することがあり、皮膚が敏感な人は刺激やかゆみなどを起こす可能性があるということです。