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タイ南部スラタニ県サムイ島で、公共タクシー運転手の男性が集団暴行を受けたうえ銃撃され死亡した事件をめぐり、遺族がタイ法務省に公正な捜査と証人保護を求めました。Thai PBSが2026年5月27日に報じています。
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死亡したのは、サムイ島で公共タクシーを運転していたシカリン・プロムジャルーンさん(31)。報道によると、シカリンさんは妊婦、高齢者、障がい者、生活に困っている人を無料で送迎するなど、地域で「善意のタクシー運転手」として知られていました。
事件は5月24日未明に発生。Thai PBSによると、シカリンさんはサムイ島の黒ナンバータクシー運転手グループに集団で襲われ、その後、銃で撃たれて死亡したとされています。
5月26日、妻や親族は、支援団体「สายไหมต้องรอด」を通じて法務省権利自由保護局に支援を要請しました。遺族側は、加害者側に地元で影響力があるとして身の安全に不安を抱いており、妻や子ども、親族ら10人以上がスラタニ県を離れ、バンコクへ避難したといいます。遺体についても、遺族が現地へ戻ることを恐れ、病院に預けたままになっていると報じられています。
妻の証言によると、事件の背景には、乗客の送迎場所をめぐるトラブルがありました。シカリンさんが相手側の主張するエリアに車を停めたことで、以前から対立が続いていたとされています。事件前日には地元関係者の仲介で問題は解決したと聞いていたため、シカリンさんは通常通り仕事に向かったものの、再び問題となっていた場所で乗客を迎えた際に襲われたとされています。
妻はまた、警察に被害を届け出たものの、防犯カメラの映像が現場から遠く、発生時の様子が確認しづらいと説明されたと述べています。その後、外国人観光客が撮影した映像を入手し、証拠として警察に提出したといいます。一方で、地元住民が相手側の影響力を恐れて証言を避けているとの見方も示しました。
さらに妻は、過去4年以上にわたり、サムイ島で円滑に運転できるようにするため、地元の一部関係者に毎月現金を支払っていたとも証言しています。
法務省権利自由保護局は、遺族に対して法律面の相談、被害者保護、刑事事件被害者への補償制度に基づく支援などを行う方針です。
一方、タイ警察第8管区は、事件後に捜査を進めていると説明。逃走車両がサムイ島内のカオポーム地区で放置されていたことを確認し、港から逃走した可能性も視野に入れて捜査しているとしています。警察は防犯カメラ映像や関係者の証言を集め、すでに一部の逮捕状を取得。共犯とされる1人を拘束しており、残る容疑者の身柄確保を急いでいます。
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