チェンマイ県メーチェム郡の洪水、933人が総動員されパンウオン村の復旧完了

チェンマイ県メーチェム郡は2025年9月5日、洪水被害を受けた同郡メースク地区パンウオン村（ムー1）で行われていた復旧作業がすべて完了したと発表しました。

今回の活動には、全国19県から集まった治安維持義勇隊の隊員933人が参加。家屋や道路の清掃、給水システムの修繕、倒壊家屋の撤去、幼稚園や公共施設の清掃、渓流の障害物除去、護岸補強のための石詰め工事など、多岐にわたる支援を実施しました。

作業は8月29日から9月5日まで実施され、全任務を完了。終了式では郡長が隊員たちへ感謝を述べ、住民代表の村長が謝辞を伝えるとともに、「白いひもを結ぶ儀式」で感謝と幸運を祈りました。

今後、専門的な技術や重機を必要とする本格的な修繕・再建は、チェンマイ県当局や地方自治体が対応。さらに住居再建を希望する住民のために、自然資源・環境局や社会開発・人間安全保障局など関係機関が協力し、新たな居住地の確保も進められる予定です。