タイ政府、チャンタブリー県とトラート県の一部で戒厳令を発令

2025年7月25日より施行、軍に特別権限を付与

タイ政府は2025年7月25日付で、チャンタブリー県およびトラート県の一部地域において戒厳令を発令しました。対象地域は、チャンタブリー県の以下7郡――ムアンチャンタブリー、ターマイ、マーカム、レームシン、ケーンハーンメーオ、ナーヤイアム、カオキッチャクット――およびトラート県のカオサミン郡です。

この措置は、タイとカンボジアの情勢が緊迫の度合いを増す中、国家の安全保障を強化し、民間人の保護を図るためのものとされています。

戒厳令の施行により、当該地域において軍は捜索、押収、移動制限などの拡張された権限を行使することが可能となります。

政府は引き続き状況を注視し、国民に対しては冷静な対応と協力を呼びかけています。