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カノムジーン独占インタビュー@第16回タイ・フェスティバル2015

2015年5月21日 配信

自分の歌で人を幸せにしたいと思っています。

毎年恒例のタイフェスティバルが、2015年も5月16日・17日の2日間に渡って開催されました!
建ち並ぶ屋台から漂うスパイスやナンプラーの香り、おいしそうなタイ料理を片手に歩く大勢のタイ人・日本人の笑顔・・・一瞬ここが日本であることを忘れてしまいそうな瞬間でした。タイが好きな皆さんは毎年楽しみにしているイベントですよね?

タイ料理の屋台だけではなく、お楽しみは毎年豪華タイ芸能人が集うメインステージでのショー。招致しているタイ歌手、ミュージシャンは、タイの人ならみんな知っている、という贅沢なラインナップなのです。

タイの音楽業界はグラミーとRSという大手二つのレコード会社がしのぎを削っていますが、2015年はタイフェスティバル出演人数では完全にRSの勝ち。・・・人気歌手をこれでもかと連れてきてくれました。

タイランドハイパーリンクス、タイフェスティバル2015でのインタビュー第4弾は、カノムジーン。アイドルグループの多いKAMIKAZEレーベルの中で、ソロ実力派シンガーとして活躍する彼女。バラードを切々と情感を込めて歌う姿は、歌姫という言葉が似合います。

--タイフェスティバルのステージは2度目ですよね。日本には何度か来ていますか?

カノムジーン 今回で6回目です。

--けっこう来ていますね!

カノムジーン そうですね 。仕事以外でも旅行で何度か来ているので。

--日本で一番気に入っている場所はどこですか?

カノムジーン 一番好きな場所ですか?日本はどこも全部好きなんですよね。でも、一番は福岡かな・・・。

--えっ?なぜに福岡?

カノムジーン 東京も、もちろん好きですけど、他の県も面白そうだなと思って。旅行に行くときに色々調べたら、福岡にたくさん観光客が行ってたんですよね。だから「これは絶対楽しいところだぞ!」って思って、行ってみたんです。そしたら東京や大阪とはまた違って、とても楽しくって。

--福岡リピーターですか?

カノムジーン いえ、まだ1回しか行っていないんですよ。だからもっと行きたいです。仕事では大阪と東京で歌いましたよ。

--福岡は食べ物も美味しいし、九州をまわるのもいいですよねー・・・。そういえばカノムジーンさんのお名前って、あのタイ料理の、日本の素麺のような麺のことですよね。

カノムジーン そうです。

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--美味しそうな名前ですね。

カノムジーン お母さんがタイっぽい名前をつけたかったと言っていました。妹はカノムワーン(甘いお菓子の意味)ですよ(笑)。

--お母様、ユニークですね。

カノムジーン そう、私のお母さんはすごいのですよ(笑)!

--MVを見て、カノムジーンさんって、悲しみや怒りを声で繊細に表す方だなあと思っていたのですよね。

カノムジーン うわあ、ありがとうございます。そうなんです。それが自分の一番の特徴だと思っています。

--レコーディングやライブでは気持ちが歌の中に入り込んでいくんですか?

カノムジーン 私が常に心がけているのは、歌詞のストーリーをよく理解して、自分の中で解釈することです。

--色々なジャンルが唄えそうですよね。自分でよく聴く曲や好きな曲はどんな曲が多いですか?

カノムジーン 私のアルバムってバラードが多くないですか?

--こう、切々と、失恋の歌を歌っているイメージがありますね。

カノムジーン 本当は楽しい曲が好き(笑)。

--そうなんですか!

カノムジーン ええ。バラードを歌っているんですけど、私自身は本当はすごく楽しい人間なので(笑)。

--いやー、激しい曲を唄っているMVも見ましたけど、それはそれでパワフルでしたしね。何でも唄えますよね。

カノムジーン アリガトー(日本語)!

--KAMIKAZEの他の女性はグループが多いけど、その中でソロの実力派シンガーとして活躍しているのはすごいことだと思し、支え合う人がいない分大変ではあると思うんですが、どんな思いで歌っているんですか?

カノムジーン 確かにみんなグループですね(笑)。そうですね・・・私は・・・自分の歌で人を幸せにしたいと思っています。でも人を幸せにするには、まず自分が幸せじゃないといけないから、常にハッピーでいます。歌う事でも幸せを感じています。

--すごいですねー・・・みんなを楽しませたい一心なんですね。

カノムジーン そうそう。

--日本のファンとタイのファンって違いますか?

カノムジーン タイの私のファンの皆さんは、小さい子供と、若い人が多いのです。

--あ、そうなんですね。雰囲気が落ち着いているから意外です。

カノムジーン でも日本のファンの方はものすごくバラエティに富んでいますね(笑)。私のことをかわいい、かわいいといってくれてうれしいです。あ、それからこれは日本の文化なのかもしれないけど・・・。

--ん?なんですか?

カノムジーン 日本のファンの方は、いつもかわいいプレゼントをタイに持ってきてくれるので、私も同じくらい日本のファンの方が大好きですよ。

--ああ、「お土産」なんですね。みんなカノムジーンさんに、素敵なお土産をあげているのですねー(笑)。カノムジーンさんは小さい頃から歌手を目指していたそうですけど、何歳から「歌手になる!」って決めたのですか?

カノムジーン 8歳の頃からです。小さい頃から歌うのがすごく好きで、お母さんと相談して、ダンスや歌のレッスンを続けてきました。色々可能性があるものをレッスンして、頑張ってきたけど、やっぱり歌が一番好き。だから、歌手を目指しました。

--お母さん、ステージママですか(笑)?

カノムジーン そう(笑)。お母さんが全て(笑)。ほんとに凄いんです、うちのママは!

--あれ?お父さんは?

カノムジーン 実はお父さんは私が小さい頃に亡くなってしまって・・・。お母さんが一人で育ててくれたんですよ。

--そうだったんですか。じゃあ、今、娘さんの成功を喜んでいますね。

カノムジーン そう思います。

--あの・・・カノムジーンさん、ものすごく美しいんですが(笑)、美の秘訣を教えてください。

カノムジーン すごく努力していますよ。手を抜きません!

--ああ、やはり・・・(笑)。

カノムジーン 外出する時も人に会うときも、いつもきちんとした格好で、いつもきれいにするようにしています。

--あまり食べないようにしているとか・・・。

カノムジーン それは全然気を付けてないですね(笑)。食べている時はとってもハッピーだから、食べないってことはしないです(笑)。楽しんでいますよ。

--えー?じゃあ、運動しているとか?

カノムジーン 時々ですね・・・たくさん食べているけど、今仕事がとても忙しいから、それが運動なのかも。太りません。

--うらやましー・・・。でもそれぐらい忙しいってことですよね。大変ですね。

カノムジーン そうですね。でも仕事は楽しいので全然OKです。

--これからの活動について教えてください。

カノムジーン 今、新しいアルバムの準備をしています。いつものバラードが多いものではなく、今度はもっと楽しく、自分らしい作品にしたいと思っているんですよ。

--それはとても楽しみですね。また違ったカノムジーンさんが見られるから、ファンの皆さんも嬉しいと思います。最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

カノムジーン 今回のタイフェスティバルには特別なショーを用意してきたんですよ。「ジンギスカン」という曲を英語と日本語で唄います。楽しんでくれればいいけどな・・・。
一生懸命頑張るので、これからもよろしくお願いします。

[インタビュアー 吉田彩緒莉]

 

第16回タイ・フェスティバル2015

[日時]
2015年5月16日(土)17日(日)
[会場]
東京・代々木公園
[ウェブ]
http://www.thaifestival.jp/jp

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