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第14回 マハーナコン・アワード受賞記念:SKY PASS特集

2015年2月2日 配信

去る2015年1月29日に発表された、MCOT主催による第11回マハーナコン・アワードで、SKY PASS(สกายพาส)が最優秀グループ賞を受賞しました。

◆第11回マハーナコン・アワード受賞式の様子(1月29日タイ文化センターにて)
第14回 マハーナコン・アワード受賞記念:SKYPASS特集

◆第11回のノミネート一覧
第14回 マハーナコン・アワード受賞記念:SKYPASS特集

◆SKY PASSのFacebookページより
第14回 マハーナコン・アワード受賞記念:SKYPASS特集
©https://www.facebook.com/pages/SkyPass/186609824729353

 

といっても「SKY PASSって誰?」という方もいらっしゃるかもしれません。タイ音楽ファンには既に良く知られた存在ではありますが、筆者も最近知った口だったりしますので。

SKY PASSはタイ南部を中心に活動するプアチーウィットの4人組みグループです。メンバーはヴォーカル・ギターのプーンあるいはプール(เปิ้ล)、ギターのヂャック(จักร)、ドラムスのオー(โอ)、ベースのエー(เอ)となっています。

アルバムデビューは2012年で既に3年近くたっていますが、筆者が知ったのは最新曲の「コン・イェン・チャー(คนเย็นชา)」を2014年に聴いてからでした。

◆SKY PASS/คนเย็นชา(コン・イェン・チャー)

この曲をTVで何度も耳にしたり、街中を走る車が爆音でこの曲を流しているのを聞いたりして、だんだん耳にこびりついていきました。

その後、「ナム・タイ・ソーク(น้ำใต้ศอก)」という曲がSKYPASSの曲だったということを知り、彼らに対して俄然興味が湧いてきました。

◆SKY PASS/(ナム・タイ・ソーク)

というのも、この曲はルークトゥン・コンサートの前座などで何度も耳にしていて、その度にその場に居あわせた人がほぼ全員が歌っているのではないかと思えるほどの大合唱が起こるのです。

今でもコンサートはもちろんパブなどでの舞台のつなぎにDJがこの曲をかけたりすると100%に近い確立で大合唱になります。それくらいタイ人には人気のある曲です。

SKY PASSの音楽はプアチーウィット(人々の生活や政治などを反映した音楽)にカテゴライズされますが、他のプアチーウィットの音楽に比べると良い意味で耳馴染みが良く、とても聴きやすいのが特徴だと思います。

◆アルバム「SUPERMAN」(2012年)
第14回 マハーナコン・アワード受賞記念:SKYPASS特集

一般的にプアチーウィットと言うと、ラブソングも歌いますが、テーマ的にも重苦しいイメージが無きにしも非ずです。

それに対してSKY PASSの音楽はボーカルのプーンの声の特徴やそのソングライティングのセンスによる所も大きいと思いますが、プアチーウィットをあまり聴かない人にも抵抗なく聴ける音楽だと思います。

それにユーモアがある所も特徴で、アルバムのタイトルソングになっている「SUPERMAN」という曲のMVではプーンがスーパーマンのコスチュームを着て歌っているのがユニークです。

◆SKY PASS/ซุปเปอร์แมน(SUPERMAN)

もちろんプアチーウィットバンドらしく、シビアなテーマの曲もあるのですが、我々のような外国人にとってはそれと同時に音楽的な要素も重要になってきますので、そういった意味でもSKYPASSは外国人にも受け入れられる可能性を充分に秘めていると思います。

◆SKY PASS/ปิ๊ง(ピン)

◆SKY PASS/ตราบาป(トラーバープ)

◆SKY PASS/ไม่อยากเป็นควาย(マイ・ヤーク・ペン・クワーイ)

◆SKY PASS/เขาหรือฉัน(カオ・ルー・チャン)

タイでは既にかなり高い人気を誇るSKY PASSですが、この受賞をキッカケにさらに人気が高まる事は必至です。

そして、この期に日本人を初めとした外国人にも知名度が上がる事を期待したいものです。

kapiraja
タイ音楽好きが高じて、現在現地調査中。ブログでも情報を発信しております。「タイ式エンタテイメントの楽しみ方」 http://blog.livedoor.jp/kapiraja1968/基本的にはジャンルにこだわっていませんが、どちらかといえばルークトゥン・モーラムに関する話題が多いです。
ゆくゆくは日本でのタイ音楽知名度がもっと上がれば良いと思っています。そして、タイと日本のミュージシャンとの交流がもっと盛んになってくれることを期待しています。

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