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タイ中部で大学生2人を救出、詐欺グループが「誘拐動画」を撮影させ家族に金銭要求

2026年7月16日 配信

タイ中部パトゥムターニー県で2026年7月15日、コールセンター詐欺グループの指示を受け、誘拐されたように見せかける動画を撮影させられていた男子大学生2人が、警察に救出されました。

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パーククローン・ランシット警察署によると、事件は7月14日夕方、19歳の男子大学生が学生寮から行方不明になったとして、家族が警察に届け出たことで発覚しました。

警察が学生の部屋を調べたところ、家族から金を受け取るための会話内容が手書きされたノートを発見。学生はすでに、詐欺グループの指示に従って計2回、合わせて45万バーツを指定された口座に送金していたといいます。

詐欺グループは資金洗浄対策当局やルーイ県の警察官を装い、学生がマネーロンダリング事件に関与していると虚偽の説明をして脅迫。外部との連絡を断たせたうえで、宿泊先を転々とするよう指示していました。

さらに、別の男子大学生1人と同じ部屋に滞在させ、「日本の大学への留学枠を得た」などと家族に説明する台本を作成させ、追加の金を用意させようとしていたとされています。

詐欺グループはその後、2人に手や口を縛られ、暴行を受けているように見せる動画を撮影させ、家族に送りつけて金銭を要求する計画を進めていました。

警察は携帯電話の通信情報や防犯カメラの映像を調べ、7月15日午前11時ごろ、パトゥムターニー県内のリゾート施設の一室を特定。部屋にいた大学生2人を無事保護しました。

今回の事件は、被害者が自ら金銭目的で誘拐を偽装したものではなく、詐欺グループが遠隔で被害者を支配し、誘拐事件を演出させる、いわゆる「バーチャル誘拐」と呼ばれる手口です。

警察は2人から詳しい事情を聴くとともに、送金先の口座や通信記録を調べ、詐欺グループの特定を進めています。

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