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タイのホテル業界が、観光分野におけるベトナムとの競争が今後さらに激しくなるとして、政府と民間が連携する「観光戦略司令塔(ワールーム)」の設置を提言しています。2026年1月20日の各報道が伝えています。
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タイ・ホテル協会(THA)会長によると、特にヨーロッパやロシアからの旅行者がベトナムへ流れる傾向が強まっており、政府主導で競合国の分析と中長期的な観光戦略を立てる必要があるとしています。
ロシア市場を対象とするデジタル広告企業の関係者との非公式な情報交換では、ハイシーズン中にロシア人観光客のベトナム渡航数が倍増したとの話もあったとのこと。また、これまでタイを訪れていたポーランドなどの団体旅行客が、ベトナムへ行き先を変える例も確認されているといいます。
こうした動きの背景として、新しいホテルや観光施設が相次いで整備されていることに加え、タイバーツ高が続いている点が挙げられています。タイには依然として高額消費を行うリピーター層が存在するものの、今後この層がどの程度ベトナムへ移行するかは不透明だとしています。
2026年第1四半期の見通しについては、客室稼働率や平均客室単価は前年とおおむね同水準になると予測されています。THAが2025年12月に実施した全国107軒のホテルを対象とした調査では、4つ星ホテルや南部地域のホテルは前年同期比で客室単価の上昇が見込まれる一方、3つ星以下のホテルでは値上げが難しいとの結果が出ています。
また、第1四半期においても中国人宿泊客は前年割れを予想するホテルが半数を超えたものの、欧米などの長距離市場からの旅行者は引き続き増加傾向にあるとされています。
2026年1月の全国平均客室稼働率は74%と見込まれ、2025年12月の76%からやや低下する見通しです。2026年の旧正月が2月中旬にあたることから、中国人観光客は2月に入ってから回復する可能性があるとしていますが、予約期間が短いため、実際の動向は1月下旬から2月初旬にならないと見通せないとしています。
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