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タイ商務省国内取引局(DIT)は、タイ米の新たな高付加価値ブランドとして「スペシャルティライス(Specialty Rice)」の国際市場展開を加速させています。生産品質の向上、国内外市場への販路拡大を通じて、小規模農家の所得向上を図るのが狙いです。2026年1月20日のタイ広報局が伝えています。
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DITのウィッタヤコーン・マニーネート局長によりますと、商務省はタイ米を高価格帯のプレミアム商品へと格上げする政策を推進しています。スペシャルティライスとは、一般的な米とは異なる特長を持つ品種を指し、香りや柔らかさに優れた米、低GI(血糖値の上昇を抑える)など健康志向に対応した機能性米、炒飯やおかゆなど特定の料理に適した品種などが含まれます。
関係機関と共同で行った調査では、市場性の高いタイ在来米の生産グループが約900に上ることが確認され、タイが持つ豊かな生物多様性と伝統的農業知識の強みが改めて浮き彫りになりました。商務省は付加価値向上とサプライチェーン強化のため、地域特性を生かした米や地理的表示(GI)認証米に重点を置き、プレミアム市場向けに選定した農家グループへの支援を進めています。
初期段階では、全国で200のモデル農家グループを3段階に分けて支援します。すでに有機認証を取得している「準備完了グループ」は、国内外の新市場開拓に注力し、中東市場向けに20品種が選定され、ドバイなどでの市場テストが進められています。「発展段階グループ」には加工設備の整備支援や、地域内のレストランやホテルとの連携が行われます。「初期段階グループ」には、品種選定から精米機械、流通チャネルに至るまでの基礎知識が提供されます。
国際的な認知度向上に向けて、商務省は「マスターシェフ」や「アイアンシェフ」などを制作するヘリコニアHグループと協力し、アジア各地で放送される料理番組でスペシャルティライスを主要食材として紹介します。さらに、タイ国際航空、エアアジア、バンコク・エアウェイズと連携し、空港ラウンジや機内食でスペシャルティライスや関連する地域食材を提供する取り組みも進めています。
これらの施策を通じて、農家の自立性を高めるとともに、世界有数の高品質米生産国としてのタイの評価を一層強化することが期待されています。
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