プーケット・パトンビーチ、ユダヤ教新年行事の開催を否定

タイ南部プーケット県で最も多くの観光客で賑わうパトンは、2025年9月22日から23日にかけてパトンビーチでユダヤ教の新年を祝う行事が実施されるとの報道について、正式に許可を出していないと発表しました。各報道が伝えています。

当局は9月21日、公共の土地で宗教行事を行う許可は与えていないと説明。その理由として「地域社会の宗教的な感情に配慮する必要がある」としています。

この問題は、パレスチナ友好団体がプーケット県知事に宛てた書簡で懸念を表明したことから注目を集めました。書簡では「イスラエルによる行事は、タイ政府が示してきたガザでの行為に対する非難と矛盾し、地域社会に不安をもたらす恐れがある」と指摘されています。

パトンは、万一の対立や混乱を避けるため、宗教行事を実施する場合は公共の場ではなく閉鎖された会場で行うよう求めました。観光地としてのイメージ維持も理由のひとつとされています。