無許可営業の店を摘発～表向きはタイ式焼き肉店、実態は深夜営業の娯楽施設

タイ東部チョンブリ県バンラムン郡で2025年8月30日未明、行政当局が無許可で営業を行っていた飲食店「フィウキャンプ（ฟิวแคมป์）」を摘発しました。各報道が伝えています。

午前5時頃、住民からの苦情を受けたバンラムン郡行政官が、南パタヤのソイ内にある同店を立ち入り調査しました。苦情では「朝まで営業を続け騒音で迷惑をかけている」「違法飲料を販売している」との指摘がありました。

「フュウキャンプ」は外見上はムーガタ店（タイ式焼き肉）として営業していましたが、実際には生演奏やアルコール提供を行う娯楽施設の形態をとっており、店内には多くの利用客がいました。調査では、違法に調製された「クラトム水（四倍濃縮）」も販売されていたことが確認されました。

さらに、従業員や客に対して実施した尿検査で6人に薬物反応が見つかり、詳細な確認と治療手続きのため同行を求めました。なお、現場で違法物品は発見されませんでした。

当局は店舗管理者を、無許可での娯楽施設営業、法定時間外の酒類販売、クラトム水の違法販売の容疑で警察に引き渡し、今後法的措置を進めるとしています。