タイ観光・スポーツ省、カンボジア国境地帯への旅行自粛を呼びかけ～宿泊キャンセルが相次ぐ

タイ観光・スポーツ省は2025年7月24日、カンボジアとの国境で続く軍事衝突の影響により、観光業に深刻な影響が出ていると発表しました。とくに国境に近いサケーオ県とスリン県で宿泊予約のキャンセルが相次いでいます。The Nation Thailandが伝えています。

観光・スポーツ省の事務次官によると、サケーオ県アランヤプラテート郡、ター・￥プラヤー郡、クローンハート郡では観光客の大幅な減少とともに、宿泊施設の予約取り消しが広がっているとのことです。一方、サケーオ県のその他の地域では観光・スポーツ関連のイベントは予定通り開催されています。

スリン県では、パノム・ドーンラック郡のターモーントム遺跡周辺で激しい戦闘が発生し、非常事態指令センターの設置や空襲時の避難計画の発動など、警戒体制が強化されています。

観光・スポーツ省は、旅行者に対し、情勢が緊迫している国境付近の地域を避けるよう呼びかけるとともに、各地の観光事務所に対し、正確かつ迅速な情報提供を指示しています。