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割引の影に潜む者、CIBが6月6日商戦に潜む詐欺の影を斬る

2025年6月4日 配信

タイ警察中央捜査局(CIB)は、六月六日の大型買い物日に向けて、詐欺の手口が活発化するおそれがあるとして、注意を呼びかけた。この時期、画面の中では「特別価格」「限定品」「おまけ付き」など、魅力的な言葉が並ぶ。人々は財布を握りしめ、次の値下げを待ちわびる。だがその背後には、別の誰かの計算もまた潜んでいる。



それは、商品を売る者の顔をした“奪う者”だった。本物にそっくりな広告。あまりにも安すぎる値札。見覚えのある名前を語る不審な通信。画面を通じて人々に忍び寄るのは、品物ではなく、巧妙な仕掛けである。住所、電話番号、支払い情報──すべてが奪われ、商品は届かず、犯人の姿も見えない。

「いま買わなければ損をする」そう心の中で叫んだかどうかは不明だが、そこにあったのは得ではなく、落とし穴だったに違いない。

CIBによると、こうした詐欺の多くは、見慣れた販売画面を真似して作られており、あたかも正規の店のように振る舞ってくる。だがよく見れば、言葉づかいに違和感があり、連絡先も曖昧。そこに信頼はなく、あるのは“見せかけの信用”だけである。

それは人の欲を利用した罠だったのか、あるいは警戒心のゆるみが招いた偶然だったのか。果たして、その真偽を見極められるのは、天のみだったかもしれない。

CIBは改めて伝える──買い物をするなら、信頼できる場で。見知らぬ案内、うますぎる誘いには、決して飛びついてはならない。六月六日が、喜びの日ではなく、後悔の日とならぬように。

タイ中央捜査局(CIB)
プロフェッショナルで中立、国民と共に。

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