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落ち葉を卵と交換! チェンマイのユニークなPM2.5対策が拡大中

2025年5月15日 配信

タイ北部チェンマイ県では、深刻な大気汚染(PM2.5)への対策として、乾燥した落ち葉を新鮮な卵と交換するユニークな取り組み「落ち葉と卵の市場(Leaves-for-Eggs Market)」が、サンカンペーン郡を中心に広がっています。野焼きによる煙の発生を抑えつつ、家庭には栄養価の高い食材が届けられるという、環境にも暮らしにも優しいプロジェクトです。



この取り組みには、タイの大手食品企業チャルーンポーカパンフーズ(CPF)も協力しています。2025年5月には、チェンマイ県知事が、森林火災防止に取り組むボランティアへの支援物資として、CPFから食品や飲料水の寄贈を受け取りました。寄贈品には、新鮮な卵や豚肉製品、飲料水、レトルト食品などが含まれており、さらに落ち葉の回収や防火帯づくりに役立つ送風機も2台提供されました。

チェンマイ県では現在、森林への立ち入り制限、安全なごみ処理の推進、車両の排ガス検査の強化など、大気汚染を減らすためのさまざまな対策が進められています。その中でもこの「落ち葉で卵」キャンペーンは、市民の参加を促すユニークな取り組みとして注目を集めています。

これまでに集められた乾燥葉は2万5000キロを超え、見返りとしてCPFは合計1万7800個の卵を提供しました。住民、行政、民間企業の三者が手を取り合い、確実に成果を上げています。

関係者は「空気の質を改善するためには、地域社会・行政・企業の継続的な協力が不可欠です」と話しており、今後もこの取り組みを他地域へ広げていく方針です。

 

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