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Naphamethinidon and Naphaphonphumisiri, the two Chedis near the summit of Doi Inthanon
タイ天然資源環境省・国立公園野生動植物保全局は、チェンマイ県に位置するドイインタノン国立公園を、ASEAN遺産公園(ASEAN Heritage Park)として提案する方針を明らかにしました。発表は2025年5月26日、バンコクで開催された第12回ASEAN遺産公園委員会会議の場で行われました。タイ政府メディアNNTが伝えています。
この会議には、ASEAN加盟10カ国の代表をはじめ、ASEAN事務局、生物多様性ASEANセンター(ACB)、各種国際機関、東ティモールのオブザーバーなどが参加。各国の保護地域に関する知見や取り組みの共有、今後の保全戦略についての議論が行われました。
タイ国内で「ASEAN遺産公園」に指定されているのは現在10カ所。カオヤイ国立公園、タルタオ国立公園、パンガー湾海洋国立公園、ケーンクラチャン森林群などが含まれており、いずれも国立公園野生動植物保全局が管理しています。
新たに提案されるドイインタノン国立公園は、タイ最高峰を有し、豊かな生態系や森林保全が評価されてきた地域。今後は正式な書類作成や現地調査などを経て、ASEAN遺産公園委員会による審査が行われる予定です。
また、会議をホストしたタイ政府は、ASEAN地域全体の保全能力の向上にも貢献。環境保護のベストプラクティスや共同体制の構築、人材育成の取り組みにも重点が置かれました。
仮に指定が認められれば、ドイインタノン国立公園は国際的な認知度の向上に加え、保全分野での連携強化や持続可能な観光振興の拡大が期待されます。
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