SNSで拡散されたプーケットの“不適切動画”、撮影者を警察が事情聴取、無断転載にも波紋

夜のプーケット・パトンケーキ

タイ南部プーケット県のタイ警察パトン署は2025年5月2日、SNS上で拡散された「外国人カップルによる不適切行為」の動画について、撮影者の男性を呼び出し、事情聴取を行なったことを明らかにしました。

問題の動画は、フェイスブックページ「Phuket Times（ภูเก็ตไทม์）」が5月1日に投稿し話題となったもので、「パトンでまた海が騒然、外国人カップルがビーチで公然と性交渉」といった文言とともに掲載され、大きな注目を集めました。

警察の調べによると、この動画は2022年8月頃にパトンビーチで撮影されたもので、事情聴取を受けた男性が自身で撮影したことを認めています。男性は、「軽い気持ちで」自身のフェイスブックに再投稿したところ、別のページがこの動画を本人の許可なく転載・拡散したと説明しています。

警察は、このような投稿がパトンおよびプーケット全体のイメージを損なう可能性があるとして、投稿者に対して注意を促しました。

なお、今回のような動画や画像などのコンテンツを無断で転載する行為は、引用の要件を満たさない場合、著作権侵害に該当する可能性があります。引用として認められるには、そのコンテンツを使用する明確な必要性があり、あくまで自らの主張が主体であること、さらに出典を明記し、引用部分が明確に区別されていることなどが求められます。SNS等では安易な転載が横行していますが、知らなかったでは済まされないケースもあるため、注意が必要です。