ブータンで初の「アメージング・タイランド・フェスティバル2025」を開催

©タイ国政府観光庁

タイ政府観光庁（TAT）は2025年4月19日と20日の2日間、ブータンの首都ティンプーにあるクロックタワー・スクエアにて、「アメージング・タイランド・フェスティバル2025」を初めて開催しました。今回のイベントは、「アメージング・タイランド観光・スポーツグランドイヤー2025」の一環として、将来性の高い南アジア市場へのアプローチ強化を目的としたものです。

会場では、タイ観光の魅力を伝える「5つの必体験（5 Must-Do Experiences）」を中心に、タイの食、文化、芸術などを紹介するさまざまなブースが設置され、タイのソフトパワーを体感できる内容となりました。パッタイやソムタムなどの料理実演、傘の絵付けやトゥン制作といった伝統工芸の体験、タイマッサージやムエタイのワークショップ、特産品の販売、トゥクトゥクやビーチ風景を再現したフォトスポットなどが設けられ、多くの来場者がタイ文化に触れる機会となりました。

また、ステージでは古典舞踊やムエタイのライブパフォーマンスが披露され、タイの伝統と現代の魅力が融合したエンターテインメントを楽しむことができました。

このフェスティバルは、タイとブータンの文化的なつながりを一層深めるとともに、両国の観光交流の促進にも寄与することが期待されています。

なお、2024年にタイを訪れたブータン人観光客は21,581人で、前年から6.02％増加しています。2025年も1月1日から4月9日までにすでに9,545人が訪れており、今後も増加傾向が続く見通しです。渡航目的はレジャー、医療、教育が中心で、ビーチリゾートやウェルネスツーリズム、ショッピング、家族旅行などが人気となっています。