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バンコクのトンブリ地区にある老舗百貨店「タンフアセン」が、2024年9月9日の営業を最後に閉店することが明らかになりました。1962年に開業し、62年にわたり地域に親しまれてきたこの百貨店が、電力供給の停止を受けて営業を終えることになります。
百貨店側は公式声明で、2024年9月10日午前8時より、首都電力公社からの通知に基づき12階建ての建物への電力供給が停止されることに伴い、トンブリ店全体の営業を停止せざるを得ないと説明しました。また、新たな投資家との交渉が進行中で、完了次第、できるだけ早く営業再開を目指すとしています。
閉店の背景には、新型コロナウイルスの影響による客足の減少や、セントラルピンクラオ、マクロ、ロータスなど、競合店舗の相次ぐオープンによる厳しい市場競争があります。これにより、百貨店は近年、営業フロアを2階のみに縮小し、赤字経営が続いていました。2017年から2021年までの間、毎年数千万バーツ規模の損失を計上しています。
さらに、2024年4月にはトンブリ店の敷地と建物が競売にかけられ、約9億バーツで落札されたことが報じられました。当初の評価額を下回る結果となったものの、複数回にわたる売却試みが影響したと見られています。同様に、数年前にはカオサン通りに近いバンランプー支店も約3億バーツで競売にかけられ、売却されています。
タンフアセン百貨店(ห้างสรรพสินค้าตั้งฮั่วเส็ง)
https://www.facebook.com/tanghuaseng
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