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バンコクなどでは2022年7月20日夜から21日にかけて、記録的な豪雨により各地で洪水が発生。バンコクのクイーン・シリキット・ナショナル・コンベンションセンター前では、観測史上最多の雨量となりました。
ランシット大学気候変動・災害センター所長であるセリー・スパラーティット(เสรี ศุภราทิตย์)博士は自身のFacebookで2022年7月21日、9月と10月にはバンコクで今回よりもひどい洪水に見舞われる危険性があると警告しています。
セリー博士によると、バンコクでは7月20日・21日に、一部の地域で160mm/hという異常な雨量が計測されており、セリー博士はこの種の過剰な雨はいつ起こるかわからないと述べています。
バンコク都庁から得た情報をもとに、バンコクの運河の水位が20日夜の約2時間の降雨で約1メートル上昇したと述べ、これは異常であると認めた上で、市当局はすでに運河から水を抜き、路面からの雨水を貯める能力を高めていると指摘しました。
そのうえで当局に対し、大洪水を引き起こしたのは送水ポンプなのか、川への放流なのか、問題の所在を調査するよう提案しました。
セリー博士はバンコク都の雨量予測システムを賞賛しましたが、9月と10月に予想される洪水(その時期は高潮と北部地域からの水の流出により、さらに深刻になる可能性)の前に排水システムの点検と修理が必要であると述べました
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