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タイ警察サイバー犯罪捜査局は2026年7月18日、オンラインゲームの課金サイトに不正アクセスし、20万バーツを超える損害を与えた疑いで、26歳のタイ人の男をプーケット県で逮捕したと発表しました。男は小学校6年生までしか通っていなかったものの、AIチャットボットを利用してハッキング技術を学んでいたとみられています。
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事件は2026年6月、オンラインゲームや携帯電話のプリペイドチャージサービスを提供する会社が、システム内の異常を発見したことで発覚しました。
警察によると、男はサイトのセキュリティーシステムに侵入して偽の利用者アカウントを作成。決済システムの脆弱性を悪用し、実際には入金していないにもかかわらず、入金が完了したように見せかける不正な命令を送信していたとされています。
男はこうして作り出した架空の残高を使って、オンラインゲーム用のプリペイドコードなどを購入。サイト側の自動決済システムが商品の仕入れ代金を負担したため、会社にはシステムへの被害を含め、合計20万バーツを超える損害が発生したということです。
通報を受けたサイバー警察が捜査を進め、26歳の男が関与した疑いが強まったことから、裁判所が逮捕状を発付しました。
捜査当局は特殊な追跡手段を使い、男がタイ南部プーケット県ムアン郡タラートヤイ地区、チェーンキーリー通り付近のアパートに潜伏していることを特定。7月18日午前6時30分ごろ、プーケット県裁判所が発付した捜索令状に基づき、警察官が部屋を捜索しました。
警察によると、男は警察官を見ると抵抗して逃走しようとしましたが、その場で取り押さえられました。
室内からは覚醒剤「ヤーバー」80錠のほか、弾丸が装填されたコルト製の.380口径半自動式拳銃1丁、銃弾64発が見つかりました。また、犯行に使われたとみられるデスクトップパソコン1台、ノートパソコン1台、携帯電話4台も押収されました。
男には今回の事件とは別に、強盗、銃器関連、公共詐欺、コンピューター犯罪などに関する逮捕状が、合わせて5件出ていたことも判明しました。
警察の調べでは、男はナコンシータマラート県で強盗事件を起こした後、ミャンマーとの国境付近に逃亡していたとみられています。
逃亡中、自身に出された逮捕状を削除するため、政府機関のシステムへの侵入を思い立ち、AIチャットボットを「教師」のように使ってハッキング技術を学び始めたとされています。
しかし、政府機関への侵入には成功せず、その後、脆弱性がある一般のウェブサイトを狙うようになりました。複数のAIプログラムを自ら組み合わせ、コンピューターも高性能なものに改造し、プーケット県へ移った後は、ウェブサイトへの不正侵入を請け負っていたと警察は説明しています。
男は、コンピューターシステムやデータへの不正アクセス、他人のコンピューターデータの破壊・改変、システムの正常な動作を妨害した疑いなどに加え、覚醒剤の販売目的所持と使用、銃器と弾薬の不法所持などの容疑で取り調べを受けています。
警察は押収品とともに男の身柄を担当部署へ移し、引き続き事件の詳しい経緯や余罪を調べています。
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