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バンコク・ホワイクワンでゲーム店を装った「秘密クラブ」を摘発、午前4時から午後3時まで営業

2026年7月19日 配信


バンコク首都圏警察本部と麻薬取締委員会事務局バンコク事務所は2026年7月18日、バンコク・フワイクワーン区のプラチャーウティット通りにある無許可の娯楽施設を捜索し、経営者や従業員、客ら計11人を逮捕しました。店内からはMDMAや覚醒剤、ケタミン、コカインなどが押収されています。

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摘発された施設は、仲間内で「秘密の店ソイ1」などと呼ばれていたとされる4階建ての商業ビルです。外観をゲーム店のように見せ、店の前をシートや車で覆うなどして、内部がクラブであることを分かりにくくしていました。

警察によると、店は一般客を受け入れず、主に顔見知りや紹介された客だけを入店させていました。バーホストや女性エンターテイナーらが、通常のクラブが閉店した後に訪れるケースが多く、午前4時ごろから午後3時ごろまで混雑していたとされています。

店内では酒類の提供よりも薬物の販売や使用が中心になっていた疑いがあり、客はテーブルで薬物を使用できる状態だったと警察は説明しています。窓などは黒いフィルムで覆われ、外の明るさや時間帯が分からない構造になっていました。

警察と麻薬取締当局は7月18日午前8時25分ごろ、刑事裁判所が発付した捜索令状に基づいて建物に立ち入りました。1階では照明や音響設備を備えた娯楽施設が営業しており、店内にいた従業員や客ら計28人を検査。複数の客からメタンフェタミン、コカイン、MDMA、ケタミンなどの反応が確認されたとしています。

中2階には薬物を使用するためのVIPルームが設けられていましたが、摘発時に利用者はいませんでした。2階の経営者らが使用していた部屋からは、覚醒剤やケタミン、MDMA、ケタミン入りの電子たばこ用カートリッジ、電子たばこなどが見つかりました。

押収されたのは、MDMA224錠、覚醒剤51.16グラム、コカイン3.83グラム、ケタミン326.24グラム、ケタミン入りとみられるカートリッジ19個、電子たばこ38本などです。現金9万1,000バーツや指輪なども含め、差し押さえた資産の総額は約30万バーツとされています。

逮捕された11人のうち4人は経営者や薬物販売に関与した従業員、残る7人は体内から薬物が検出された客とされています。警察は、薬物の販売目的所持、無許可での娯楽施設営業、輸入が禁止されている電子たばこの所持などの容疑で捜査を進めています。

店の経営者を名乗る男は警察の取り調べに対し、施設を約1~2年前から営業していたことを認め、押収された薬物について、自分で使用するほか、来店客にも販売していたと供述したということです。

また、建物には主要な出入口が1か所しかなく、非常口も設けられていませんでした。店内では客が薬物を使用し、ライターなどの火気も使われていたほか、建物奥には閉鎖された厨房があり、警察は火災などが発生した場合に多数の犠牲者が出る危険性があったと指摘しています。

今回の捜索は、バンコク・ラプラオ地区で多数の死傷者が出た娯楽施設火災を受け、首都圏の娯楽施設に対する検査を強化する中で実施されました。

首都圏警察本部は、薬物の販売や使用を黙認する施設について、周辺住民を含む市民の生命を脅かす危険があるとして、薬物の供給者や違法営業を支援した関係者への捜査を拡大する方針です。