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首都バンコクから南方面に車で3時間ほどで、プラチュワップキーリーカン県の ホアヒン に到着します。ホアヒンは、タイ王室の保養地として発展してきた、タイ湾に面したビーチリゾート。派手な観光地というより、落ち着いて過ごすことを前提にした街、という印象です。
街には王室ゆかりの離宮や、かつて王室専用の待合室が使われていた ホアヒン駅 など、ロイヤルリゾートとしての歴史を感じさせる場所が点在しています。一方で、ナイトマーケットや市場に足を運ぶと生活の気配も濃く、リゾートと日常が無理なく共存しているのがホアヒンらしさだと感じます。
今回泊まったのは、そんなホアヒンの海沿いに広い敷地を構える アナンタラ・ホアヒン・リゾート。古代タイの村を思わせる低層建築と庭園が印象的な老舗リゾートで、2026年で25周年を迎えます。2025年には全面改修が行われ、設備は今の時代に合わせて整えられました。
到着してみると、想像していたよりも静かな印象でした。

アナンタラ・ホアヒン・リゾートのエントランスでは、オウムのロッキーがお出迎えです!「ハロー」「ロッキー」と声をかけると反応してくれて、ここは自然と撮影スポットになります。結局、出入りのたびに何度か立ち寄ることになりました(笑)。


ロッキーの先に広がるのは、天井の高いオープンエアのロビーとフロント。重厚感のある調度品が並び、さすがは老舗といった威厳を感じます。ただ、壁が少なく風が抜ける造りなので、雰囲気は意外と軽やか。格式はあるけれど、構えさせる感じはありません。

チェックインはフロントカウンターではなく、席に案内されて行われました。ウエルカムドリンクと一緒に冷たいお絞りが出され、移動直後の体にはこれが素直にありがたい。座ったまま手続きが進み、慌ただしさはありません。

ここで、このホテルの成り立ちを少し。
今回滞在した アナンタラ・ホアヒン・リゾート は、古代タイの村をイメージした低層建築が敷地内に点在する、ホアヒンでも歴史のあるリゾートです。建物をあえて低く抑え、庭園やラグーンの中に溶け込ませるような造りで、敷地は想像以上に広い。2025年の改修で設備は整え直されていますが、全体の雰囲気は変えず、「今の滞在に合わせて調整した」という印象でした。

ロビーを抜けて庭園側へ目を向けると、青々とした緑が広がり、その先には海も近い原っぱのようなスペースがあります。早朝にはヨガや太極拳が行われていて、時間帯によって景色の表情が変わるのも、このホテルの特徴です。ほかにもプールやスパ、軽いアクティビティが用意されて、敷地全体が「どう過ごしてもいい」前提で作られているのが分かります。

チェックインを終え、敷地の広さと動線をなんとなく把握したところで、部屋へ向かいます。
ここからは、実際に泊まった客室の話です。

今回宿泊したのは、デラックス・プールアクセスルーム。最新の客室タイプのひとつで、部屋の前がそのままプールになっており、テラスから直接アクセスできる造りです。

ドアを開けると、室内は広めで、大きなベッドが中央に配置されています。大きなテレビもあり、全体的にシンプルで使いやすいレイアウト。滞在中にストレスを感じない、実用的なつくりです。

テーブルにはウエルカムスイーツが用意されていて、チェックイン直後からちょっと嬉しい演出でした。ベッドの上にはメッセージ付きの飾りもあり、リゾートに来た実感が自然と湧いてきます!

クローゼットにはバスローブやアイロンなど必要なものが揃い、収納スペースも十分。ミニバー周りも整理されていて使いやすく、コーヒーマシンやグラス類も一式用意されています。



テラスに出ると、目の前はそのままプール。庭園の緑に囲まれた水路のようなデザインで、椅子とテーブルもあり、泳ぐだけでなく座って過ごす時間も気持ちいい空間です。部屋からそのまま水辺へ出られるため、滞在中は何度も外へ出たくなります。


そして気になるシャワーですが、お湯の温度・水圧ともに十分。しっかり熱いお湯が出るので、リゾートでもストレスなく使えます。アメニティ類も一通り揃っており、滞在に不自由はありません。


最新タイプの客室らしく、プールアクセスという特徴を活かしながら、実際に過ごす時間の快適さもしっかり考えられている印象でした。

敷地は緑いっぱいでとても広く、歩いているだけでもリゾートらしさを感じられます。

朝食会場のレストランの横には大きなプールがあり、バーも併設。泳いで、食べて、またのんびりする――そんな過ごし方が自然にできるリゾートです。プールの様子を見ていると、このホテルは欧米人の利用が多い印象でした。


敷地の目の前は海で、チェアーが並び、波の音を聞きながらゆったり過ごせる環境。また、あちこちにハンモックも設置されていて、気が向いたときにそのまま横になれるのも嬉しいところです。

海に近いエリアではダーツや巨大ジェンガ、バドミントンなどの遊びも用意されており、ちょっとした時間にも楽しめます。

自転車の貸し出しもあるので、サイクリングもおすすめ。

小さな動物のいるファームも。

そしてスパ。

広場では早朝にヨガや太極拳が行われていて、朝から身体を動かすプログラムも用意されています。

アクティビティも豊富で、ムエタイ体験やボルダリングなどのプログラムも。

テニスコートやフィットネスジムも利用可能。滞在中に身体を動かしたい人にも向いています。
またロビー近くにはビリヤード台もり、自由にプレイすることができます。

海の目の前にあるビーチフロントレストラン「Sea Fire Salt」。海を正面にしたロケーションで、昼も夜も景色を楽しみながら食事ができるレストランです。

店内はガラス張りで明るく、エアコンの効いた屋内席と、オープエアの席と、海風を感じられる屋外席を用意。天候や時間帯、その日の気分に合わせて選べるのも魅力です。

提供されるのは新鮮なシーフードを中心とした地中海料理など各国料理。海辺らしい開放感の中で、ゆったり食事を楽しめます。波の音がすぐ近くで聞こえる距離なので、リゾートらしい雰囲気をしっかり感じられる場所でした。



ディナーは、プールサイドにあるタイ料理レストラン「Rim Nam(リムナム)」へ。

訪れたのはちょうど日没の時間帯。プールの向こうの空がオレンジ色に染まり、昼とは違う雰囲気に変わっていくタイミングでした。

タイ風パビリオンの造りで、ヤシの木に囲まれたプールを眺めながら食事が楽しめます。料理は本格的なタイ料理で、スパイシーなサラダやディップ、濃厚なカレーなど、シェアしながら味わえるメニューもたくさんです。

夕方から夜にかけて空気が少しずつ変わっていく中で、ゆっくりとディナーを楽しめる落ち着いたレストランでした。

ご飯は2種類から選べました。

他にもたくさんの料理。人数が多いと、たくさんの料理が楽しめるのがよいですね。


滞在中、ナイトマーケットへも出かけてみました。

ホアヒン中心部にある定番スポットで、夜になると屋台や商店が並び、多くの観光客で賑わいます。シーフードレストランやタイ料理の屋台、雑貨や衣類、スイーツなどが揃っていて、歩いているだけでも楽しい雰囲気。


リゾート内とはまた違ったローカルな空気を感じられるのも魅力で、夕食後の軽い散歩や、ちょっとした買い物にもぴったりの場所でした。

夜に部屋に戻ると、ターンダウンサービスが入っていました。ターンダウンサービスとは、高級ホテルを中心に夕方から夜にかけて行われる就寝準備(ナイトメイク)サービスのこと。

ベッド周りは寝やすいよう整えられ、枕元には水やスリッパが用意されていました。テーブルにはマカロンも置かれていて、ちょっとした嬉しいサプライズでした。

朝食は、プールと池の
横にあるレストラン「Issara Café(イッサラ・カフェ)」で。席につくと、お絞りとジュースが運ばれてきました。


朝のリゾートらしいゆったりした雰囲気の中で食事が楽しめます。大きなプールを眺めながらの朝食は、前日のディナーとはまた違った爽やかな時間です。

ビュッフェ形式で、東洋・西洋の料理が並びます。


料理実演ステーションでは出来立てのメニューも提供されています。定番の卵料理と、タイヌードルも。


また、ハムやチーズやスモークサーモンもたっぷり。絞りたてのジュースやフルーツも豊富で、軽めにも、しっかり食べたいときにも対応できる内容でした。大満足です。

朝の空気の中でコーヒーを飲みながらゆっくり過ごす時間が、このリゾートらしい一日のスタートでした。
アナンタラ ホアヒン リゾートは、広い敷地と豊かな緑に囲まれた、落ち着いて過ごせる老舗リゾートでした。低層の建物が並ぶ造りで、歩いて移動する時間も含めてリゾート滞在そのものを楽しめる印象です。
最新タイプのデラックス・プールアクセスルームは、テラスからそのままプールへ出られる開放感があり、滞在中も気軽にリゾート気分を味わえる客室でした。ターンダウンサービスなど、細かな気配りもあり、老舗らしい安心感も感じられます。
敷地内にはプールやビーチエリア、各種アクティビティが揃い、ホテルの中だけでも十分に時間を過ごせるのが魅力。客層は欧米からの旅行者が多く、全体的に落ち着いた雰囲気でした。
ホアヒンという静かなリゾートの空気と相まって、ゆったり滞在したい人には特におすすめできるホテルです。
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[住所]
43/1 Phet Kasem Rd, Hua Hin, Hua Hin District, Prachuap Khiri Khan 77110
[電話]
032520250
[メール]
huahin@anantara.com
[ウェブ]
https://www.anantara.com/ja/hua-hin
https://www.instagram.com/anantara_huahin/
https://www.facebook.com/AnantaraHuahinResort/
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